初めての台湾 【準備編①ダサくても準備は万全に】
そう、行く準備はとうに出来ていたのだ。
いつかはという欲求の背中を娘にドンと押され、漫然と貯めていた資料を家捜しし、更に渡航前に新規で取り揃えた関連資料各種。
王道の情報誌は土地勘が無いと目が滑るので基本的に排除、Key Bookとなったのはなんと言っても
内田真美さんの「私的 台湾食記帖」。
森羅万象に鼻の効く敬愛する友人が書店でひょいっと手渡してくれたもので、誘導灯として渡航プラン作成時大いにお役立ち。
何時も旅路は食への興味で拓かれる。
旅は気になったスポットを徹底的にGoogleマップに落とし込むことから始まる。
行く・行かないではない。
同じ場所を高頻度で訪う旅のスタイルなので、それは未来への情報の貯蓄。その結果、トライポフォビアの方が懼れるまでの密集度、点々地獄絵図を呈する程までに。
一通り行きたい場所を絞り優先度の高いも
のから順に旅行計画アプリに入力。その導線上で無理なく廻れるスポットを追加する。
現時点でお気に入りの旅の計画アプリは
”TripHugger”というもの。
Googleマップと連携しているから無理のない導線というものを形成して、視覚で再認識出来ることが最大の魅力。
「ノープラン」「思いつくまま」という贅沢な旅は、時間だけなら潤沢にある若い頃にすべきだった。今は旅の空の下で行きたい場所を、移動手段を調べてという時間が惜しい。
前情報を入れずその時の自分が何を感じるかに重きを置くというアプローチにも憧れるが、キャッチする能力に自信が無いし、帰国後あれもあそこもと取り零しを嘆くのは全力で回避したい。
という理由で下調べは入念に。
ダサくても準備は万全に。
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旅を中心に据えた生活で久しぶりの新規渡航先、台湾。ハマりそうであえて情報を遮断していたマイナス地点からの旅立ちを記録します。