見出し画像

一人で湿布を貼る時は

二十歳代にデイサービスの現場で働いていた事があるんですけども、その時の利用者さんで大層インパクトのあった方(まあ、どなたもそれぞれ強烈な個性を持っておられましたが😆)を、今もたまに思い出します。

明治生まれのその方はカクシャクとした元気なおばあちゃん。99歳(当時)で一人暮らしを頑張っておられました。

が、ある時お迎えに参上しても玄関先に姿がありません。
すわ緊急事態か?と裏側に回ってお名前を呼んでみましたところ

「あー!ちょっと手伝ぅとくれ!💦」

元気そうで一安心😌
ではお邪魔しますと居室へ行きますと

背中に湿布貼って!そこらじゅう痛いねんけど自分じゃ貼れへんくてな〜」

と、脚やら腕やらを湿布だらけにしながらベッドに座っておられた、その光景が強烈に記憶に焼きつきまして。
以来、「老後の一人暮らしの背中問題」が脳の片隅にくっついています。


さてある日。
家に私以外の誰もいない時に緊急事態が発生しました。それは

背中(それも肩甲骨の間あたり)に湿布を貼りたい! ジャストナウ! 💦

そして思い出したのが明治生まれの例のお方。ああこう言う事やねんなとしみじみしつつも気は焦る。家族は夕方まで戻る予定無し。体が固いめなので、腕もそこまでは届かない。

しばし奮闘した後、祐岳谷、ついに一か八かの勝負に出ました。

「ええか?ちゃんとくっつけよ!」と湿布を威嚇してから湿布のプラスチックフィルムを剥がし、薬がついている面を上にして床に置きます。

そして上半身裸の状態で慎重に位置関係を確認しながら、えいっ!と床に仰向けに寝転がってみたところ、無事に目指すエリアにくっついたようだったので、そのまま数回ゴロンゴロンと仰向けのまま転がり自重で湿布を圧着⭐️

この時は上手いこと行ったので良かったですが、失敗した時はエライことになるので、やはり1人で湿布を貼る道具が欲しいものです😂(「1人で湿布を貼る道具」で検索してみた←ネット通販で買えるようですね!)

よろしければサポートお願いします!🙇‍♀️これからもどうぞよろしくお願い致します!