見出し画像

案外、迷っていること自体はいいことなのかもしれない。(ゼミの振り返り①)

みなさんこんばんは!!

三年生の新野です!

ついに今年も終わりますね~~。今年はいろんな事があって、ライフスタイルも変わって、忙しい一年でしたが、振り返ってみるとあっという間だったなぁという感じです。笑

さて、年末ということで、今回は今年のゼミの振り返りを皆さんに回答してもらったので、それを三回に分けてご報告したいと思います。笑

(結構生々しい感じになると思うのですが、表に出して少しでも変わっていければいいな、というのもありまして。笑)

さて行ってみましょう!

ぼく・わたしはどこに立っているのか?

大前提なのですが、うちのゼミは班ごとに自分たちの興味のある内容を決めて、自分たちのペースで研究を進めるという大変変わったゼミとなっております。

「今年の後期の活動にて、きつかったこと、それに対してどのように工夫しましたか?」

という質問を各班にしてみました。

そしたら皆さんしっかり振り返っていただき、下記のような回答をいただきました。

・参考文献の主張を消化することに時間がかかった上に自分達の問いとなかなか結びつけられず、次に何をするべきかわからなくなり進捗が滞った。
→班のメンバーで話し合いをし、そこまでの自分達の考えを伝えた上で先生に助言を求めた。本と自分達の課題が結び付きそうな点がわかり次に進むことができた。
・研究の途中でなんのために今の作業をしているのか、何から出発したのか分からなくなり、mtgも思うように進まないことがあった。
→これまでの研究を振り返って、目的や問題意識などを改めて整理して、これを知るためにこの作業をしているという認識を持った上で研究に取り組むようにした。
問いの設定が難しかった。日頃疑問や違和感を持った現象・事象はたくさん出てくるのに、問題が抽象的・概念的だったので言語化するのが難しく、自分たちがなにを知りたいのかをはっきりさせることがなかなか上手くいかなかった。
→ほかの班や先生から客観的な意見・アドバイスをもらった。何度もやりなおした。

総じて、「自分が今どこにたっているのかがわからなくなってしまった」

という回答が多かったです。

ぼくも研究してて思うのですが、「あれ、今自分は何を知りたいんだろう?」 みたいなことは結構あるんですよね。

他の班の人たちや先生にフィードバックをもらって、やっと、「あーここに今たっているのね。」ということがわかったりします。笑

この状況ってすごいきついんですけど、ぼくはいい悩みなんじゃないかなぁと思ったりします。

もし他のゼミで、先生が読む論文を見つけてくれて、論文を用意してくれて、次の週までにはこの章をまとめて、タームの終わりにはこの本を読み切りましょうね、なんてことをしていたら(もしそのようなゼミがあったら大変失礼な気もするのですが。笑)、僕たちは一切考える必要もないし、ただ与えられたタスクをこなせばいいだけだから、特に楽しみもきつさもないんですよね。

さらに言えば、(ぼくは社会人ではないので本当かどうかはわからないのですが。)その自分がどこに今たっているのか?を俯瞰して見る力ってすごい重要なんじゃないかとか思ったりしています。

あれ、自分はいまなにに悩んでいるんだろう、どこに進めばいいんだろう、というような、実際に今やっていることを一旦置いておいて、自分を見つめ直す力って、重要なんじゃないでしょうか。

逆に言えば、大変重要な力でありつつも、それが出来るようになることは並大抵な努力ではない、とも考えています。

自分がやってきたことを場合によっては本筋からそれていることを認めなければならないし、その本筋自体が論理がかけている場合もあったりするわけですから。

なので、ぼくはこの悩みはすごい正常な悩みだと思うし、これを乗り越えることは大変意義のあることなんじゃないか、と思うんですよね。

今年はみんな温度高く研究を進める中で、悩みながらも少しずつ進んでいることがわかるいい振り返りだと思います。

そんな私たち宇田川ゼミの今年度の集大成、是非皆さん足をはこんでくださいね~~


では!!!!

他のおすすめ記事・・・




こちらでいただいたサポートは研究費(書籍の購入や論文のコピー代など)にあてさせていただきます。