マガジンのカバー画像

宇多川大百歌

4
一口サイズの音楽と、それにまつわる物語
運営しているクリエイター

記事一覧

わがまま

宇多川ゆうき

00:00 | 00:00

犬はわがままか。おばさんはわがままか。今どきの子は、わがままか。

自分はどうだ。

他人のわがままは、むかつく。

自分のことばっかり考えて、と。
ちょっと考えればわかるでしょうと。

僕にはこだわりがそこそこ多いんだと思う。
洗濯物を一つにつき二つの洗濯バサミで干す、とか
そういう些細なこだわりのことだ。

でもそれが同居人にとっては不快になるときがある。
もし洗濯バサミが足りないから買おうと

もっとみる

衝撃の朝

宇多川ゆうき

00:00 | 00:00

人生は、衝撃的な出来事によって大きく変化する。

ミナミハジメは、どうしても通勤電車で『大』がしたくなった。
『大』だ。
『小』ではない。

ただ、したくなってしまった時の災難度はどちらも同等だと、僕は思う。

しかしながら、当の本人であるミナミにとってそれが『大』か『小』か
は全く問題ではない。それがしたくなってしまったこと、そのものが問題なのだ。

次の駅で降りて、トイレに駆け込むか。

降り

もっとみる

太陽

宇多川ゆうき

00:00 | 00:00

太陽に意識は無い。と思う。

具合の悪い日も無い。と思う。

だから人間と違って、「今日は照らすのを止めたい」とか
「今日は早めに沈みたい」みたいな
弱音は一切吐かない。

歌詞の内容は、そんな太陽を、尊敬するというのも変だけど
おかげさまですー的なありがたみを感じようという意味を込めて
書いた。

人間は一生太陽にはなれないけど、
太陽のような姿勢は身につけていけると思う。

Brand_New_Day

宇多川ゆうき

00:00 | 00:00

繰り返しの毎日が、嫌になる時がある。
そんなに好きでもないことのために時間をかけて取り組んで、
何になるんだろう。
○○のために、とか言ってみるけど、それも心の底から思っているかといったら
そうでもないし。

そんな風に、満たされない気持ちを抱えながら
それでも毎日早起きしてやっていかなきゃいけない。

いけないことはないんだけど、死ぬわけにもいかないし。

せめて明るい歌でも口ずさみながら、少し

もっとみる