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OLA革命-自分度の広げ方-

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自治の最小単位を自らの「衣食住」と捉えた時、現代の私たちのくらしにどれくらいの自分の自由度はあるだろうか。できあがった完成品を買う頻度がどのくらいの比率を占めるだろうか。その比率… もっと読む
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記事一覧

OLA革命-自分度の広げ方 16「都市空間と住宅の間をどう計画するのか」

閉ざされている住宅  元々、日本の家屋自体は、兼好法師などの言葉にも残っているように、「…

OLA革命-自分度の広げ方 15「住宅におけるコモンとは」

大矢氏の「伴年晶の建築」観  伴さんが作り上げる建築や空間は、2年くらいかけて住まい手と…

OLA革命-自分度の広げ方 14「建築におけるコモンを考える」

 簡単に「コモン(common)」といっても、人それぞれで、共通した定義がないと話がズレていって…

OLA革命-自分度の広げ方 13「微分と積分」

 今日から4回は、建築家 伴年晶氏と共に数々の設計を行っている建築家 大矢和男氏を迎えてお…

OLA革命-自分度の広げ方 12「「つくらない建築」という計画」

企業遺産の再利用計画の依頼  関西地方に建つ、使わなくなった約1万平米(100m×100m程度)の…

OLA革命-自分度の広げ方 11「シン・アーケード」

基本構想の具体化は火災から  商店街の理事長であった武藤さんと、以前から商店街の再構築に…

OLA革命-自分度の広げ方 10「新しい共用空間(コモン)をめざして」

新しい住居の集合体と課題  古いビルをどう再活用するのか。ということが、岡山県真庭市の商店街からまち単位で始まっています。その発端が、OLA革命に共感した友人たちによって始まっているんですよ。  知り合いの武藤さんという方は、人の世話好きでかつ困った方をほおっておけない人情家です。古い商店街及び、その周辺で空き家となっている店舗や住居や古いビルを借り上げ、賃貸住居にしているんです。そして、それが30室になろうとしています。  下図の左側あたりなんですが、最近立て続けに2件ほ

OLA革命-自分度の広げ方 09「多様性を学んだ幼少期を俯瞰する」

ボクの印象に残る2種類の魚  岡山県真庭市、湯原温泉近く(旧湯原町)で育った幼少期のこと。…

U20と3ページ構成のパラダイム

U20  僕は、アンダートゥエンティ(U20)という活動をやっています。通常20歳以下を言いますが…

OLA革命-自分度の広げ方 07「近年の駅前再開発の本質」

マッチ売りの少女のような再開発  山口さんが、現在の駅前再開発を「マッチ売りの少女」と比…

OLA革命-自分度の広げ方 06「岡山県真庭にまつわるエトセトラ」

話は江戸時代初期まで遡り  江戸時代初期、僕から16代ほど前、甲賀藩(今の滋賀県の一部)の…

OLA革命-自分度の広げ方 05「OLA革命で伝えたいこと」

OLA革命の原点  OLA革命は、約10年前にそのネーミングを思いついたのですが、40年くらい前か…

OLA革命-自分度の広げ方 04「地球破壊とOLA革命」

6月5日に「OLA革命」出版 6月9日に78歳になるまでに何とかまとめたかったので、なんとか…

OLA革命-自分度の広げ方 03「自分自身の暮らしを取り戻す」

ソフトボールのチームから始まった集合住宅づくり ボク自身が設計し、コーディネイトしたコーポラティブハウスは、友人たちとやっていたソフトボールチームを中心に10家族が集まって、東淀川区で作ったものが第1号です。 ソフトボールチームだけではなく、学童保育仲間たちも参加して、8割が地元の方々で構成されています。かくいうボクの家もこのコーポラティブハウスです。 コーポラティブハウスの課題 コーポラティブハウスは、そういった家を作りたいが戸建ては難しいという仲間が集まり、楽しく作