矢野宏の平和学習 04「なぜ、空襲被害者は提訴したのか」
大阪大空襲の被害者と遺族、それに大阪で暮らしている空襲被災者らが国に謝罪と1人あたり1,100万円の損害賠償を求める裁判で、23人の原告が大阪地裁に提訴したのは2008年12月8日のこと。
「大阪空襲訴訟」原告団代表世話人の安野輝子さんら空襲被害者4人は、民間の空襲被害者に補償する「戦時災害援護法」の制定を求める運動を行っていた。
提訴の前年の5月、4人は不自由な体でJR大阪駅前のスクランブル交差点に立ち、署名を呼びかけていた。
マイクを握った小見山重吉さんは14歳の時に