#12 乳牛のMUN低下と過大児【いただいた質問】

ありがたいことにお客様から色々なご質問をいただきます。

質問!
MUNが10から7へ下がったが、何故ですか?

聞き取った事実。
①サイレージの比率を変えた。例えばグラスとデントコーンの割合?
②全体の乾物摂取量が上がり、TMRを頭数分以上食べている。例えば暑熱時期が過ぎた。
③乳量、乳成分に変化は無さそう。(牛群検定Webシステムによっては集荷ごとの乳成分の変化が見られる場合アリ)

以上の事実を基に考えられる原因はないか?その対策は?を考えます。


質問!
最近、虚弱牛症候群(WCS)で悩むことはなく、子牛の疾病も減った。
だが、しかし!
過大児が多く、事故があるので、対策を考えてほしい。

聞き取った事実。
①オス、メスどちらも。
②体外受精卵ではない。
③特に分娩前の配合を増やした時から
④初産は小さい種牛を選んで授精している

以上の事実を基に考えられる原因はないか?その対策は?を考えます。


乳牛についてはMUNが低い場合は牛にさほど変化がなく、乳量が出ていればいいのでは?
肉牛については子牛の虚弱が少なくなり、病気が減ったからまずは仕方がないかな?
とは思いますが、質問者の方は納得しないですよね。
もっと深く考えて、原因を考えてカイゼンすることは出来ないか?対策を考えます。アイデアはあるので実践してみます。


牛の健康と笑顔溢れる牧場を共に…

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