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僕らしく私らしく

「僕は昔から“普通”っていう言葉が一番嫌い」

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『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR 'BEYOND THE DARK'』がプライムビデオで配信され、早速視聴した。

私は数ヶ月前にJO1のファンクラブに入った新参者のJAMだ。2、3年前にきっかけがあって彼らの曲に触れた。耳に残るメロディーや、何より歌声がとても好きで、メンバーのことはよく知らないまま聴き続けていた。そこからいつの間にか聴かなくなっていて、しばらく経ち、去年(2023年)の秋。「NEWSmile」をたまたま耳にした。その時はこの曲のことを知らなかったけれど、歌声でJO1の曲だとすぐに分かった。そしたらまたJO1の曲が無性に聴きたくなった。前に聴いていた曲も、私が聴かなくなった間にリリースされた曲も、毎日たくさん聴いた。今度は曲を聴くだけでは終わらず、少しずつ彼らのことを知っていった。今もその途中。「NEWSmile」を偶然聴いたあの日からずっと、私の生活の中にJO1がいる。

公演の最後にメンバーひとりずつ言葉を述べる。
一番最後の鶴房汐恩くんの言葉を聞いた時、私を縛り付けていたものが緩むような感覚がした。

「僕は昔から“普通”っていう言葉が一番嫌い」
「誰に何言われようが、両親に何言われようが、自分の信じた道を進もうと思います」
「命が続く限り、僕らしくあり続けます」

私はずっと普通でいたかった。普通に憧れていた。普通を装い、普通を演じて生きてきた。変わり者だと思われるのが怖かった。当たり前のことを当たり前にできなかったり、多くの人が自然と望むことを私は望まなかったりして、自分が劣っている存在のように思えた。悲しくてたまらなかった。そういう欠陥のようなものを自分では感じながら、それをバレないように誤魔化して、欠陥なんてない、私もみんなと同じだよ、普通だよ、安心してと、そんな振る舞いばかりしてきた。普通でいたくて、普通でいられなくて苦しかった。

鶴房くんの言葉で、普通でいなくてもよかったんだと思えた。普通が一番嫌いだと言い切るその姿にとても勇気づけられた。きっとこの先も、私は普通でいられないことに苦しくなることがあると思う。でも、前よりも少し胸を張って人生を歩んでいける気がする。これから、彼の活動に力をもらいながら、ちょっとずつ私らしく生きてみようと思う。


ありがとう。

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