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【脳科学】人はどんなことでも信じることができる


こんにちは、内山です。


今回のテーマは

『人はどんなことでも信じることができる』


です。


ガッツリ脳科学の話ですね。


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人と関わることを諦めた女性
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毎日、開催している相談会で


『私は人と関わることを諦めました』

と話してくれた女性がいました。



その女性に

「もう少し詳しく教えてください」

と尋ねたところ、



Aさん
「私は幼稚園の頃から人と関わるのが苦手で
頑張りながら人と関わってきました」


「友達がいた時期もありますが
進学して学校が別々になると
もう会わなくなってしまいます」


「就職するとさらに人間関係が大変で
自己啓発の本を読んだり
スピリチャルの本を読んだり
いろんなセミナーにも参加しました。


「セミナーに参加すると
オフ会とかグループがあって
その集まりに入ってみたことがあります」


「最初は楽しいと感じましたが
途中から苦しくなって
そのグループを抜けたり
また新しいグループに入る」


「そんなことを繰り返しているうちに
私はもう人と関わることが無理だと
諦めてしまいました」




内山
「何回も頑張ったけど
その度にグループの中にいるのが
苦しくなったんですね」


「グループの中にいると
どんなことを思うんですか?」



Aさん
「私は友達だと思っていても
相手は多分そんなことは思っていない」


「私が勝手に友達と思っていたら
相手はきっと嫌がるだろうな、
きっと迷惑だろうな、とか」


「そんなことを思って
気づいたらそのグループを
抜けてしまいました」



内山
「Aさんが友達だと思っていた人はいたけど
相手はきっと迷惑だろうと感じたんですね」


Aさん
「はい、その通りです」



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心のレンズ
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大器晩成サロンや
スクールで教えている

「心のレンズ」

という概念があります。



これは出来事の『捉え方』を
グニャッと歪めて解釈するというもの。



Aさんの場合、

「友達だと思っている人は
きっと迷惑だと感じている」


このような捉え方をするのは
心のレンズの影響です。




例えば、普通の人であれば

私はあの人のことが嫌いで
普段から態度に出てしまうことがある。

だから、あの人も
それを察知して嫌っているかもしれない。


このように解釈します。


しかし、Aさんの場合、


私は好意を抱いている。
だけど、あの人はきっと私を嫌っている。

迷惑だと思っているに違いない。


このように事実と捉え方が
グニャッと捻じ曲がっていることがあります。


これが心のレンズの影響です。



例えば、Aさんに


「その人はAさんのことを嫌っていないと思いますよ?」

と伝えても、
すんなり納得することができません。



なぜなら、Aさんには
実際、そう見えているからです。



例えば、

砂糖を舐めて、しょっぱいと感じている人に

「それは塩ではなく、砂糖で甘いですよ?」

と言っているのと同じ。


実際、その人はしょっぱいと
感じているため、
本当は砂糖だと言われても

「それって本当ですか?」

と思ってしまうんですね。



ポイントは

『事実を捻じ曲げて解釈する』

というもの。




心のレンズは
認知そのものを歪めてしまうんです。


そしてその認知が
その人にとっての真実になってしまいます。




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究極の心のレンズ
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先に、結論からお伝えすると
我々、人間はどんなことでも信じることができます。



例えば、キリスト教徒は

キリストは水をワインに変えたとか
死後3日後に復活したとか、
処女から生まれたという話を信じています。


ユダヤ教であれば
モーゼが海を割ったとか


イスラム教であれば
豚は汚れた動物だと信じていたりします。



我々、日本人からすれば

「え?そんなことある?」

と思うようなことを信じているんですね。



これと同じように

『私には価値がない!』

と信じたり

『私は幸せになれない!』

と信じることも信じることができます。





今回のAさんのように

「私は好意があるけど
きっと相手は迷惑だと感じている」

このように信じることもできるんです。




心のレンズとは

・正しいと間違っているが逆転

・善と悪が逆転

このように事実と捉え方に
ズレが生じている状態です。



特にサメタイプの人は
”究極の心のレンズ”と呼んでいる
レンズをかけています。



それは・・・


『自分という存在自体を自己否定している状態』


具体的には


・私は価値がない存在だ

・私はうまくはずがない

・私は幸福になれない

・私は良好な人間関係が築けるはずがない

・私は幸せになってはいけない


など、こうしたレンズをかけています。


内山さん、そんなバカなことないです!


もしかしたら、そう思われるかもしれません。


そう思うのはもちろん正しいです。


確かに普通はそんなことありません。



しかし、先ほどお伝えした通り
我々、人間はどんなことでも
信じることができます。


これは人間だけの能力で
他の動物ではあり得ない力です。



この力こそ
他の動物との人間との
違いをもたらす違いで


人間が地球の支配者になれた力であり
創造力や抽象思考と呼ばれる力でもあります。



今、この文章を書いている
パソコンや

この文章を配信している
インターネットも

すべてこの力が源になっています。



つまり、この力を


ネガティブな方向に使えば
不幸な状態を維持し続けてしまったり
最悪のケースにつながることさえあります。


しかし、ポジティブな方向に使えれば
どんどん幸せになれる魔法のような力に
変化させることも可能です。



人はどんなことでも信じることができるます。


この力の続きはまた次回。

追伸:心にはタイプがあることをご存知ですか?

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