「私は完璧主義」だと思うあなたへ

こんにちは、内山です。


今回のテーマは

『”完璧主義”だと思うあなたへ』

です。


先日、大器晩成サロンのメンバーに
コーチングをしていると

「私は完璧主義なので・・・」

という話を聞きました。


先に結論からお伝えすると
完璧主義は”超”生きづらいです。


できるだけ早く手放した方が
幸せな人生にシフトすることができます。


なぜなら完璧主義には終着地点がなく、
常に頑張り続ける人生になる可能性が高い。


そもそも・・・


なぜ、完璧主義になるのか？



それは、

ミスをすると認めて貰えないという
不安と怖れが原因。

これが潜在意識の状態。



完璧主義はポジティブというより
ネガティブが源泉。



完璧に行おうとする
モチベーションは

ポジティブではなく
ネガティブなエネルギーから
きています。


ミスをすると認めて貰えないと
怖れているから
完璧を目指すわけです。


完璧主義の源泉は

『これ以上、傷つきたくない』

というもの。

完璧にしたい！
もっと高みに登りたい！

こうしたポジティブなエネルギーではなく、


ミスをすると自分という
存在価値がなくなる


誰かに否定される、拒否される。


こうしたネガティブな
エネルギーが源泉になっています。




そして、意外に思われるかも知れませんが、
完璧主義には２種類ある。

１つは『攻めの完璧主義』

もう１つは『守りの完璧主義』

攻めの完璧主義の代表格といえば
GACKT。

GACKTといえば
ミスターパーフェクトと呼ばれるほど
徹底的に自分を鍛え抜いている人。


驚くほど真っ白い歯に
整った顔。

そして徹底的に鍛え抜いた身体。


まさしく完璧主義が服を着ている
代表格がGACKTさんだ。



GACKTさんのような
攻めの完璧主義の特徴は
エネルギーが外に向いていること。


大量行動をして
より完璧な存在になろうとする。



しかし、人間である限り

年も取れば
ミスもするし
病気にもなるので

完璧にはなり得ない。



攻めの完璧主義になると
終わりがない旅があり

どこかのタイミングで
メンタルが限界を迎え
壊れる可能性が高いんです。



実際、GACKTさんは
2021年に精神疾患を患い
無期限の活動休止を宣言しました。

１年３ヶ月後に復帰されますが、
髪の毛がごっそり抜けて
肌がボロボロになり
体重も10キロも痩せていたそうです。



攻めの完璧主義は
いつも気持ちが焦っていて
心が苦しい。


その結果、極端な努力をすることが多く
最終的に燃え尽き症候群になったり

うつ病になったり、

GACKTさんのように
精神疾患を患う結果になってしまう。


こうした攻めの完璧主義の人は
戦うサメタイプの人に多い傾向があります。





続いて、守りの完璧主義について。


守りの完璧主義も
そのモチベーションは
GACKTさんと同じ

ミスをすると認めて貰えないという
ネガティヴな潜在意識がベースにあります。


仕事であれば
徹底的に時間をかけて
完璧を目指そうとする。


しかし、完璧を目指す行うモチベーションは


仕事に情熱を捧げているわけではなく
ミスをしたら認めて貰えないという
不安と怖れが源泉です。


自分を守るための行動なんですね。


守りの完璧主義の人は
常に自分を守るために
行動をしているため、


人前でご飯を食べる時にも
完璧に振る舞わないといけないため
自分らしく振る舞うことができません。


上司に声をかける。

同僚と話をする。


そんな些細なことでも
守りの完璧主義の人にとっては
完璧に振る舞うタスクになってしまう。


決してミスは許されず
いつも完璧にいなければいけない。


なぜなら、自分の評価が下がることは
自分の存在価値がなくなることと同義。


いつも完璧にこなすことが
タスクになるために

『自分らしさ』という

生きる上で大切な概念が
分からなくなります。


私が本当にやりたいことはなんだろう？

本当の私ってどんな人間なんだろう？


こうしたことが埋もれて
見えなくなるわけです。




守りの完璧主義の人は

『私らしいってなんだろう？』

『本当の私ってなんだろう？』

など本来の自分のことが分かりません。



常に、自分を守るために
完璧主義を演じてきたので
本当に自分を見失っています。


こうした守りの完璧主義の人は
自分を滅するサメタイプの人に多い。



また、ミスを極端に怖れるため
重要な仕事を先延ばしにしたり
大切な行動を先送りにし続ける傾向があります。


その結果、現状維持の生活が続き
心が苦しい期間が何十年も続くことも
珍しくありません。



攻めの完璧主義も
守りの完璧主義も

実は根っこは同じ。

”ミス＝自分の存在価値がなくなる”

こうした潜在意識が根底にあります。


攻めの完璧主義は
ミスをしてはいけないから
どんどん行動して
完璧な自分を創り上げようとする。


守りの完璧主義は
ミスをしてはいけないから

常に自分を守るために
人の顔色や態度に合わせ
自分の評価を落とさないために
完璧であろうとします。



完璧主義は潜在意識に根付いている
結果なので


潜在意識を書き換えてあげることで
自然に完璧主義は消えていきます。


まず、ミスをしない、批判されるスキを
誰にも与えない完璧を目指すことで
自分を守っていたことに気づいてあげること。


生きていく上での
防衛戦略だったことを
認めてあげるだけで
少し気持ちが楽になります。


むしろスキを作ってあげた方が
人から好印象を持たれることが多いので
少し肩の力を抜いてみることを
おすすめします。



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