内山昂輝のオドリバ

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内山昂輝のオドリバ

こちらは内山昂輝の公式noteとなります。映画の感想やエッセイを毎週1回、有料記事(マガジン)で配信(月4本予定)しています。※2023年5月1日より定額でお読みいただける範囲が変更となります。※無断転載はお控えください。

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定期購読マガジン「内山昂輝のオドリバ」更新終了(廃刊)について

日頃は「内山昂輝のオドリバ」をご購読いただきありがとうございます。 2021年3月に開始した定期購読マガジン「内山昂輝のオドリバ」ですが、このたび2023年9月いっぱいで更新終了し、廃刊とさせていただくことになりました。 最終更新日は9月28日(木)となります。 9月29日(金)17時頃に廃刊となり、それ以降の新規購読はできなくなります。 ※現在、ご購読頂いている方について特別な解約手続きは必要ございません。 なお、これまでご購読いただいた期間の記事、個別にご購入い

    • 【エッセイ】パターンで話す

       「もし願い事がひとつだけ叶うとしたら、あなたは何を願いますか?」という定番の質問がある。普通に考えたらそんな都合のいいシチュエーションあるわけない。だから意味のない問いかけに思えて、「なんでも叶うのなら願い事の数を100にします!」とか「無限にします!」とか昔答えた経験があるけど、もうそういう態度も面白味がなく感じられるようになってしまった。多分その質問をする人はあり得ないシチュエーションの実現可能性を信じているわけではなく、答える側の一番の望みを浮き彫りにしたいだけだろう

      • 【エッセイ】初めてのDIY

         実家を出て初めて自分で部屋を借りたときはさまざまな課題に直面したけど、意外に難儀だったのがカーテンの問題だった。それまでは窓辺に垂れ下がっていることが当たり前過ぎて、カーテンについて考えたことなど1秒もなかったので、そもそもカーテンを自分で用意しなければならないことに驚かされた。それを買うには、最初に寸法を測らなければ始まらないらしいとネットで検索して学んだ。この測り方のコツを学ぶのも面倒だった。短すぎるとカーテンの仕事に迷惑をかけるし、長すぎると裾をひきずることになり汚れ

        • 【エッセイ】シネコン最高 2

           平成生まれの自分の子ども時代を思い返して今と比べると、もはや昭和の出来事のように感じられて驚いてしまう。この気持ちはなんなのだろう。ネット上にあまた転がる90年代の街中をとらえたスナップ写真とかも、今や全部昭和。なにをもって「昭和」なのかは自分でもいまいち説明できないが、とにかく昭和感がすごい。私の幼年時代は平成初期であり、同時に昭和だった。

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          【エッセイ】シネコン最高 1

           映画『マイ・エレメント』(ピーター・ソーン/2023)を観た。ディズニー&ピクサーの最新アニメ映画である。物語はまっすぐなファンタジーであり、知っておくべき作品群とか踏まえるべき文脈が年々増殖していく最近のCGアニメ映画やアメコミ映画とは全然違ったので、そのシンプルさには好感を持った。作品によってターゲット層も異なるだろうから、どちらが良い悪いと一概には言えないが。

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          【エッセイ】バービーを買うのか買わないのか

           映画『バービー』(グレタ・ガーウィグ/2023)をドルビーシネマで観た。1959年生まれの人形のおもちゃ「バービー」の実写化である。この企画をニュースで知ったときは一体どういう意図なのかとびっくりしたけど、ちゃんとした一本の映画に仕上がっていた。そもそも現在日本では「トランスフォーマー」の映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(スティーヴン・ケイプル・Jr/2023)も公開中なわけで、バービーが映画になったっていい。作品全体を通して考えると気になるところもあったけど、確か

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          内山昂輝のオドリバ、終わります。

          『内山昂輝のオドリバ』を終えることにしました。終わり方の詳細については運営の文化放送エクステンドによる別記事をご覧ください。

          内山昂輝のオドリバ、終わります。

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          【エッセイ】サッカーが始まった

           ついにヨーロッパサッカーのシーズンが幕を開けた。イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランスなどのリーグ戦が始まったのである。私にとっての週末の楽しみが復活したわけだが、最近バタバタしていてまだ一試合もフルでは見ておらず、ニュースで結果を知ることが多い。三笘選手のとんでもないゴールシーンもリアルタイムで見たかった。あれは本当にヤバい。日本人選手がプレミアリーグであんなゴールを決めるとは。彼がいるイングランドのブライトンというチームは、レギュラーメンバーが資金力のあるチ

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          【エッセイ】誕生日

           昨日は私の誕生日だった。以前もここに書いたが、今の私には特にほしいものがない。では無趣味なのかと問われれば決してそうではなく、映画のブルーレイなどは日々買っているので、テーブルの上にはビニールも破っていないまっさらなソフトがいくつも積み上がっている。ここ最近は4Kリマスターされた黒澤明監督の名作群がUHDで次々と発売されたのでひたすら買っていた。他に買ったのは、やっとブルーレイで出たカルト映画『ゴーストワールド』(テリー・ツワイゴフ/2001)。評判はずっと聞いたり読んだり

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          【エッセイ】大人として

           この夏も甲子園で高校生たちが野球をしている。こんなに暑い中、大変だ。大学生になったとき、画面に映る選手たち全員より自分の方がもう年上になってしまったのかという謎の感慨があった。大学の夏休みはむやみやたらに長くて、しかもだいたい怠惰に過ごしていたため、過酷な環境下で一生懸命運動している年下の立派な人たちを見て、なんともいえない気分になっていた。

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          【エッセイ】夏、それをどこで食べるのか

           テレビのニュースを見るともなくぼんやり眺めていたら、親子が水遊びをする様子が映った。「連日の猛暑をこうやって楽しむことでやり過ごそうとしている人々の様子」というような内容だったと思う。お父さんも子どももラッシュガードを身につけていて、その万全の対策ぶりに驚かされた。おそらく露出している部分には日焼け止めも塗っていることだろう。私が子どもの頃はあそこまでしっかりと紫外線対策をしていただろうか。外へ遊びに行く際、帽子をかぶっていた以外の対策が思い出せない。海で遊ぶときはさすがに

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          【エッセイ】かつてブログの時代があった

           とある知らないおじさんのブログを少しずつさかのぼって読み進めている。そのページにたどりついたのはもうだいぶ前だ。何かについて検索していて、たまたまひっかかった画像の先がそのブログだったのだと思う。これを書いている方はプロの書き手ではないし、他ジャンルの有名人などでもない。会社勤めをしていて、家族がいて、定年も見えてきたけれど日々働いているらしいというのが読み進めてわかってきたこと。ブログにはそんな彼の日常生活が綴られていて、昔の同級生とお酒を飲んだとか、好きな音楽を聞いたと

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          【エッセイ】正しいエアコンの使い方

           今さら文字にしてもしょうがないことだが今年も暑い。カラッとして心地良かったLAの気候を体験してきたことで、日本の夏というものを改めて相対的に見るようになったのだが、やはり問題はじめじめとした湿度である。これによって体感温度が上昇し、身も心もダウナーになってしまう。これまで私は冬より夏派だと主張し続けてきたが、流石に気温40度近くまでくると、日本の夏の肩を持つのはちょっと苦しい。快適な季節とは言い難いし、晴れてたらむしろ外に出ないことが推奨される時代だ。

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          【エッセイ】機内映画

           先週は仕事でLAに行っていた。東京からLAは10時間前後、帰りは11時間前後かかるので、行きも帰りも映画を観て時間を潰した。行きに観たのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(ロバート・ゼメキス/1985)。高校生の主人公マーティが仲良しの科学者ドクの作ったタイムマシンに乗って、両親の高校生時代にタイムスリップしてしまう。彼が元の時代に戻ろうと奮闘する姿を描いたSF映画の名作だ。最初はもっと新しめの映画を観ようかとも思ったが、どれを観始めても音のノイズが多い環境のせいか作品に

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          【エッセイ】辛いもの

           辛い食べ物を避けるようになって久しい。元々は大好きだったのだけど、胃腸に負担がかかるのが面倒なので近年はあまり刺激物を食べないようにしている。とてもマイルドな食生活。でも子どもの頃は辛いものにすぐ飛びついていた。辛いスナック菓子やインスタント麺はもちろん、家でご飯を食べるときは韓国料理じゃなくてもコチュジャンを勝手に投入して味変してたし、中学生のときは謎の七味ブームが起こって、ごくごく小さいケースに入った七味を制服のポケットに入れておいて、給食を食べる際に使っていた気がする

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          【エッセイ】ピュアな感情

           最近たまにInstagramのリールを眺めている。リールは、そもそも写真投稿アプリだったInstagramの動画機能のことで、90秒までの長さの動画が世界中の人々によってアップされている。最初私はエクストリームスポーツの動画が見たくてチェックし始めたのだった。エクストリームスポーツの厳密な定義はよくわからないのだが、危ないことにあえてチャレンジするスポーツだと私はなんとなく思っていて、たとえばよく見ているのは森の中、木が密集して生えている、道なんてほぼないようなエリアをわざ

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