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やさしいおやつに出会う土曜の午後

土曜日、ゆっくり起きて、遅い朝食を食べてカメラを持って街を散策。
おやつの時間くらいになるとなんとなく小腹が減ってきて、以前から気になっていた「ナルのパン」さんへ。

オープンな入口と笑顔

初めて入るお店は緊張する。でもここは青い格子状のガラスの扉がガラッと開けられていて、明るく入りやすそうな雰囲気。覗き込み「いいですか?」と店主の女性に声をかけると「あ!どうぞ〜」と明るい笑顔で返ってきた。

丁寧に並べられたパンとおやつ。

色味と風合いがたまらない手作りの温もりを感じる。どれにしようかとじっと見ていると「あまり見たことない商品もありますよね(笑)」と声をかけてくださった。どれも気になる。ピザもお菓子も、あ、ハード系のパンも…。何個買おう。2個は買いたい…。帰り着く頃には3時になるので、おやつ2つを買うことにした。

店内にはカウンター席があり、近所の方は朝からふらっとコーヒーを飲みに来られるそう。オープンで落ち着いた雰囲気の素敵なお店。どんなお菓子だろう。ウキウキする。

「ありがとうございます。あ、写真もありがとうございました。」

「はい。ありがとうございました!」


おやつの時間

一つ目に選んだおやつはこちら。

ざくっとした食べ応えのある生地でラズベリーとカカオチョコを包んで焼いているおやつ。ベリーの酸味と、甘すぎないチョコの濃厚さ、そしてそれを包む生地の風味が豊かで、どこか懐かしくあたたかい味。ざくざく食べ進めると、しっかりとお腹にたまっていく感覚。この香り、手作り感、たまらない。

2つ目はスコーン。

外側はサクッ。中はしっとり。そして絶妙な甘さと風味。思わず「ん〜」と幸せを噛み締める。何もつけなくてもいい。むしろつけない方がいい。風味と甘さにふんわりと静かに包まれる。

添えられた言葉

紙袋を開けた時、折りたたんで店主さんのメッセージが添えられてた。想いが伝わる文章でお菓子をいただく前にジーンとした。

「誰かの元へ幸せが届くように」そう思いを込め、自然の素材で丁寧に作られているパンとおやつ。作り手の方の思いがそのものに加えて言葉でも届くのはとても素敵だ。いただくありがたみも、期待も、幸せ感も何倍にもなる。

ぽかぽかと晴れて幸せな土曜の午後が、さらに幸せになりました。
ナルのパンさんありがとうございました。
また伺います。


【お店の情報】
名前:Nalu Handmade Bakery House(ナルのパン)
場所:福岡市南区井尻4-5-14 「ハピリィテイク」
営業時間:毎週月曜・金曜 12:00〜、土曜・日曜 14:00〜
Instagram:こちらから
※2023年2月現在、井尻のお店は一時営業を停止されています。
いろんな場所で販売をされていますので、インスタグラムをご確認ください。


(写真)uchino


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