【ネタバレあり】忍風戦隊ハリケンジャー10years afterを見た感想！

序章

　先日“vシネクスト忍風戦隊ハリケンジャーでござるシュシュっと20thanniversary”の上映が開始された。それを見に行く前に１つ見ておかなければならない作品があった。それが10years afterだ。ハリケンジャー10周記念で作られたvシネマだ。これを筆頭に10thvシネマの流れがここ10年できている。
　今回はこちらの感想を述べていく。

※当然ながらネタバレを含みます。まだ未見の方は読まない方がいいです。

本章

黒いハリケンレッド

　まず物語の序盤に出てきた黒いハリケンレッド（レッドとは言い難いが笑）がいかにも忍者という感じがして非常にかっこよかった。スーツのかっこよさはハリケンジャーの中ならNo.1だ。顔より下が普通のハリケンジャーとは異なり、布感の強い着物。渋いねぇ！

復活のジャカンジャ（？）

　フラビージョとウェンディーヌがなぜ復活したのかはわからないが見れてよかった。流石に10年分の年は感じるが、それ以外は本当に変わっておらず安心した。復活の理由はアバレンジャーvsハリケンジャーで語られるのだろうか？（私はvsはまだ未見）

暗黒七本槍“零”の槍バッド・ゼ・ルンバ

　グロンギみたいな名前だなぁというのが第一印象。敵はステマ乙（アキバレンジャー）のどっかの係長を思い出すような見た目。正直敵に関してはそこまで何も思わなかったが、“宇宙忍者file”で最後に紹介された時はさすがだなとは思った。あとそのCGも少し進化を感じた。
10年に一度現れるらしいが、20周年には現れる気配は...

思い出される絆

　今回特に響いたのが忍びの谷へハリケンジャーとゴウライジャーが集まっていくシーン。まずはハリケンジャー3人でのりんご交換シーン。七海の涙にこちらももらい泣きしてしまった。吼太の説得シーン。何気に1番いいとこを持ってたのが後から合流した霞一甲。TVシリーズでの鷹介と一甲との過程、約束があるからこそ言えるあの一甲の言葉で私はもう涙が止まらなくなってしまった。（ここ最近涙もろくなりすぎ）
　ここには1人で抱えずにもっと人に頼れよというメッセージが込められていたと思う。私はこのような内容には弱い。

いざ戦いへ

　ゲストキャラで“天界”というキャラクターが登場するが、彼もまた悲惨な運命を背負って誕生している。詳しくは本編を見てほしいが、彼はうんぬんかんぬんあってシュリケンジャーに変身する。こちらのシュリケンジャーも普通にカッコよかった。でもやっぱり松野太紀シュリケンジャーの方が私は好きだ。やっぱり中途半端な英語がないとね！
　そして“アレ”に次ぐ“ソレ”が出てくるがこれが聖なる意志。一見聞こえは良さそうだが、邪悪なる意志よりも厄介ものらしい。天界はその邪悪なる意志より生まれたものでいづれ聖なる意志になる者だった。その運命を背負いシュリケンジャーとなった天界。もう少し描写シーンが欲しかったのが本音だ。
　“アレ”にせよ“ソレ”にせよその先に待っているのは虚無。鷹介が戦いの中で間違いをリセットするのではなく、今ある前へ1日踏み出すといった旨の発言をしていた。これは今の現代には必要な言葉だ。私もこれを心に秘めておかなければならない。そう思った。これはもうひとつのメッセージだと思った。

終章

　アクションもユニークなものが多く面白かったし、ストーリーもかなり良かった。これは20thvシネマも楽しみだ。あと個人的には売れる前の純烈が見れるのもこの作品のひとつだと思った。（歌も歌ってます。）
　ぜひ20thvシネマの前にご覧あれ！