3/17の出来ごと 第2話
この記事は第1話の続きとなっておりますので、第1話を読んでからこちらを読むことをおすすめいたします。
自省とオキシトシン
私は家を出て10分後に目的地の体育館へ着いた。体育館の駐輪スペースには既にK.Y君が待っていた。(決して空気が読めないなどと言う意味はない笑)彼は元々は卓球のみの参戦予定だったが、先述の人材不足により前夜急遽バスケの方にも参加することが決まった。そして私たちは自転車を止めながら挨拶を交わす。「ぅっす。今日は4人ドタキャンです。笑」「えっ、マジで!笑 お前嫌われとんのっちゃう?笑」K.Y君は冗談混じりでそういった。「マジで嫌われとるかもしれん笑笑」と私も冗談混じり自虐的に返す。その場では冗談の会話であるが、よくよく考えるこれは事実かもしれない。この企画は私が企画内容も1人で決め、メインキャスト、ゲストのメンバー編成も1人で勝手に考え、それをメモにまとめて皆にスクショを送り、お願いしたものだ。もちろんメンバー編成や内容は彼らの個性の発揮所や人間関係を考慮した上で組んだのだが、受け手側からしたら押しつけがましく少し不快だったかもしれない。私は後々そう思ってしまった。実際に私も受け手側としての経験もある。例をあげるなら家族旅行だ。(これに関しては思春期の問題もあるが)もう少し皆の意見を取り入れるべきだったかもしれない。
そんな冗談話をしながら体育館入り、管理人から卓球のネットを受け取って多目的ルームに入った。多目的ルームの隅には折りたたまれた状態の卓球台が2個置いてある。私はそれを確認してリュックを置き、リュックからちょっと臭いバッシュを出して、そして各々の上履きの靴紐を結び出す。
少し時間が経つと、K.K君がやって来た。彼は元はバスケのゲスト参加の予定であったが、人材不足のため卓球の方にも参加となった。K.Y君とは逆パターンだ。靴紐を結び終えた私たちは卓球台の準備に入った。雑談をしながら準備していく。そうしているとT.I君、T.M君もきた。T.I君はK.Y君と同様のゲスト参加予定者だったが、彼も後のバスケに参加する。T.M君は先述の通り、メインメンバーである。彼らにもドタキャンのことを伝え、雑談を交わしつつ、いつのまにか準備を終えていた。このとき既にもうモチベーションは戻っていた。「さぁ今から始めましょうか!」
友人と喋ることは何か気分をよくしてくれる効果があるようだ。実際人間はトークをすることでオキシトシンという幸せホルモンが分泌されると聞いたことがある。ネガティヴな気持ちが消えるのは当然の出来事なのかもしれない。(嫌いな人とのトークは例外)何となくトークの大切さを感じた気がする。
我々の卓球の模様は次回へ、お楽しみに!
※因みに写真は記事の内容とは全く関係ありません
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