親になってから、吹き出物に悩んだりカンジタになったりしてよかったと思う

若い頃には「ニキビ」と呼んでいたものが、大人になったら「吹き出物」という呼び方に変わるんだよ、とずいぶん前に言われたことがあった。

そう考えると、もう30歳を過ぎた私の顔に最近よくできるのは、ニキビではなくて完全に吹き出物だ。

最近では吹き出物のことを「大人ニキビ」とも言うらしいけど、私の顔にできるのはそんな可愛らしいものではなく、もっとふてぶてしい。

若い頃と比べて治りも遅くなって、しかも同じ場所にできたりもしてしぶとい。

吹き出物の前兆は、見た目に変化がないときから表れる。

表情を変えたときや、ちょっと指先が当たったときにふと「痛いな」と感じたら、それはもう吹き出物開始の合図。

これはやばい……と思い、お風呂上りに家に置いてあるオロナインをぬっても、翌日には見た目にも立派な吹き出物になっていて「あーあ、しばらくだるいなー」とがっかりする。

若い頃のニキビはつぶせばすぐに治っていたけど、大人になってできた吹き出物はつぶすと残る。

というわけで、私は初めて真剣に市販薬を探すことにしたのだった。(皮膚科に行けばいいのはわかるけど、たかが吹き出物のために時間をつくって皮膚科に行くのも面倒だなと思ってしまう美意識の低さ)

吹き出物の状態(吹き出物ができ始めた初期か、それとも赤く腫れてきた中期か、すでに膿んでいる後期か)によって薬も変わることを知り、3つの塗り薬と1つの漢方を購入。

早速、評判のいい【ペアアクネクリームW】という市販薬を赤く腫れた拭きでものに塗ってみた。このクリームは患部を開かなくても有効成分が浸透し、吹き出物を根本から治してくれるらしい。塗った上からメイクもできるという。

早速塗ってみたら、びっくりした。赤くじんじんしていた吹き出物が、塗ってしばらくしたら「効いてる~!」というのがわかるくらい、ぐんぐん浸透し、痛みが引いていった。

寝る前にも塗って翌朝みたら、全体的に痛かった吹き出物の顎の部分が、きゅっと小さくなって凝縮した感じ。

「すごい、なんで今まで知らなかったんだろう……。もっと早く知っていればよかった……。」

と素直に思った。きっとこの薬を、吹き出物の前兆の時点で塗っていたら悪化していなかったと思う。

私は色んな市販薬を試してみたくなった。初期にはほかにもいい薬があるかもしれないし、膿んでしまったときにはまた別の薬がいいかもしれない。

そうやって自分の肌をつかって試していくのは楽しいし、実生活にめちゃくちゃ役立つ。

「へえ!患部に貼るニキビパッチっていうのもあるんだ!これなら目立たなくてよさそう」

「生理前特有の吹き出物にいい漢方薬って、PMSにも効く人がいるんだ!」

調べていくうちに楽しくなり、一通りそろえてみようと決意した。

この先、子どもたちも思春期に入ったらニキビができる時期がくる。

そのときに、それとなく「ママはこの薬が効いたよ」とか「こういう薬もあるんだよ」と見せてあげられる親になりたい。

もちろん皮膚科にも連れて行くけど、ひとまずニキビに関する薬がきちんと家に一通りそろっていたら安心できる。特に自分の見た目に対して執着してしまいがちな思春期の頃、私はそんな家だったら嬉しかったなと思う。

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