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【#9】ビジネス書評600冊やってみる 『超スピード文章術』上阪徹著

文章を書いていると、こんな悩みを抱えたことはないだろうか。

「1行目に、すごく時間使う…」

「何度も修正を頼まれ、嫌気がさしてくる…」

「長文のレポートを埋められない…」

これらのお悩みを解決してくれるのがこちら。

筆者の上阪徹さんはライターとして活躍していらっしゃる。

ライターの佐藤友美さんの師匠ということで、以前から著書を読んでみたかった。

上阪さんはブックライターとしても実績を積まれており、10万字のビジネス本を5日で仕上げてしまうという。

著名な方のインタビューを文字起こしされたA4用紙400枚以上を短期間で読んでまとめるのは、素人には不可能。

そんな方の、超速で仕事を終える文章術を本書で学べる。


内容


本書の目次はこんな感じ。

序章 なぜ文章を書くのに 時間がかかってしまうのか?
第1章 10倍速く書ける「素材文章術」
第2章 正しい素材を集める2つのルール
第3章 素材をひたすら集める
第4章 素材を読みやすい順番に組み立てる
第5章 一気に書き上げる
第6章 読みやすく整える

見ていただけるとわかるように、「素材」という言葉が多く使われている。

速く文章を書くにはそれだけ「素材」を集めるのが重要ということだ。


また、ビジネスの現場で必要なのは難しい言葉でも、情緒豊かな表現力でもなく、わかりやすさだと言う。

文章はコミュニケーションツールの一つなんだと。

文章を書くことを難しく考えすぎている方は、シンプルに考えられるようになるのではないかな。


心に残ったトコロ


本書で特に心に残ったのがこちら。


十分な素材があれば、余計なことはしなくていい。素材があれば、長い文章でも迷わず速く書ける。

逆に素材がなければ、小説家でさえ文章はかけないといいます。

それだけ準備とか素材とか大切なんだ。

文章を書いていて時間がかかるなら、素材をしっかり集めてから書いているか見直したい。

それに、文章を書きながら「これってどういうことだろう」と調べると集中力も途切れる。

身に覚えありまくりで、ボクはやってしまいがちだ。

大事なポイントが、素材を集めたらあとは最後までひたすら仕上げてしまうことらしい。

そうすることで、文章に勢いが生まれる。

上阪さんの熱い「氣」が文章に乗り移るのだろう。

簡単にマネできる事なので、ぜひ実践したい。


感想

筆者の上阪さんはフリーライターとして独立してから20年以上、1度も〆切に遅れたことがないそう。

出版業界ではとても珍しいことらしく、それが絶大な信頼につながっているのだろう。

この本を読んで実践すれば、ビジネス文章を仕上げるスピードは確実に改善される。

もっと重要な仕事に取り組むことで、収入も上がるかもしれない笑

「書く」ことで悩んでるビジネスマンや大学生など学ぶところは多いだろう。

1度、手に取ってみてはいかが。




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