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読書録 「40歳からの壁」をスルッと越える人生戦略(尾石 晴さん著)①


人生100年時代。誰もがぶち当たる40歳の壁。

毎日費やしている仕事に、社会的意義を感じていますか?
その仕事は価値を生み出しているか?
未来の自分のためになる仕事なのか?
リモートワークになり、会社行かなくてもいいじゃん、意外とやること少ないじゃん。と感じていませんか?
40歳の壁本より

この問いにギクリとした私。

ワーママはるさんこと著者の尾石晴さんは、外資のいわゆるバリキャリでしたが、第2子の復職後に壁を感じます。

そこから自分業を模索して、サバティカルタイム(主途用途を決めない休暇)を2年取り、音声配信、執筆業、ヨガ教室を開き、物販等幅広く自分の好き得意を活かして活躍されております。

私の毎日の習慣の一つにはるさんのv o Icyがありますが、思考の深さだけではなく、自分の人生を自分で創っていっているところが好きですっかりファンに。

自分の人生を創ることにおけるエッセンスがたくさん詰まった本でした。このエッセンスを少しでも血肉にしたいのでここに記録したいと思います(前置き長くなりましたw)。

主体的に幸せ・やりがいを感じる「自分業」をつくる

幸せを得るために必要な要素「お金」「つながり」「健康」。これらを手に入れるのは、生涯現役で働くこと。
年齢とともに健康や体力は減り、つながりはメンテナンスが必要。
これをカバーしてくれるのが、やりがいをもって取り組める仕事=自分業。
アラフォーからのキャリアは、仕事に合わせて人生を変えるのではなく、人生に合わせて仕事をデザインする必要がある。
壁本より要約
自分業の定義
✔️お金、つながり、健康の3つを満たす(この3つは幸せの要素)
✔️やりがいを持てる仕事
✔️自分が裁量権を持てる仕事
壁本より抜粋

はるさんの著書等を通じて、「私いつまで働くんだろう?」から「70歳までは細く長く働きたい」に変化している私。

若い時は、仕事=今の会社で何歳まで働くのか?という発想しかなかった。

自分でコントロールができない仕事(割り当てられた仕事を決まった場所で決まった時間)でやる前提の認識だったからこそ、の発想。

ただ、自分業の定義である仕事であれば、ずっと続けられる自分になりたい、と思うようになりました(というか、ずっとやっていたいという自分業があれば幸せですよね)。

働くことについての可能性や考え方をはるさんの背中を見て学ばせていただいてます。

自分業を見つけるための準備とは?

自分業準備として人生の目的を言語化する。
人生の目的=幸せと感じる状態。
探すものではなく、価値観に基づいて過去の経験から導き出すもの。
壁本から抜粋
(方法1)
言語化する時間をつくるところがまずはじめの一歩。
やりたいこと100リストをグルーピング
項目数か少ないジャンル→他にやりたいことはないか
項目数が多い→具体化できることはないか


頭の中の問いに答えることでだんだん言葉にまなっていく。
この幸せを味わうための仕事ってなんだろうと思考が動き出す。
言葉をする週間を身につけると、自分カーナビが動き始める。
(方法2)
報酬の種類から何が足りていて何が不足しているか意識してみる。
精神的報酬、技能的報酬、金銭的報酬、信頼的報酬、貢献的報酬。
本業がある事は金銭的報酬が満たされているので、金銭的報酬以外を選んで仕事やチャレンジをしてみると良い。
(方法3)
何から始めていいかわからない人は、アウトプットから始めてみると良い。
アウトプットをすると自分を深く理解できるのに加えて、知らない自分もつれてきてくれる。
自分業を組み立てるときの1番のハードルは何をしたいのか、できるのか、わからない、です。
自分がわからない事は他人には絶対わからない。
それを乗り越えるためにアウトプットは最適なのだ。

自分業を持ちたいものの、何からしたらよいかって人とても多いと思うので、この「準備編」としてやることを具体的に案内してくれているのは、ありがたい!!
一足飛びではできないものなので、こーゆうところから地道にやろうって気になります。

そして、この準備編を読んで思ったのは、人生戦略にも「分解」思考をふんだんに使っている!!
やりたいこと100リスト、出して実行するだけじゃないのね。
報酬も分解するとこんなふうに分けられるのね(金銭、技能だけじゃない)。

グロービスでクリティカルシンキングを学びましたが、そこで物事を「分解」「抽象化」して考えることを学びました。仕事だけじゃなくて自分の人生にクリティカルシンキング生かさないとなと改めて思いましたw

導入を振り返るだけで長くなってしまったので、続きはその2でまた記載します!

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