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読書記録「若きウェルテルの悩み」

(⚠️ネタバレを含むので注意を)


かれこれ1年以上積読してた本を読んでみた。

読書をするようになってから、ゲーテとかトルストイとかドストエフスキーとか(この作家たち並列に並べるの正しいのか?)読んでみたくなり、おもむろに買った本だった。


「ウェルテル効果」と呼ばれるものはこの本が元となっているそう。なんでも当時この本を読んで自殺をする若者が急増したとか何とか。

タイトルの通り、ウェルテルは人妻に恋して悩んでいるのだが、その過程が結構辛かったりする。

不機嫌なんて心持ち一つでどうにかなるやんけ!だから不機嫌な奴は怠惰なやつや!とか言ってたのに後半ずっと不機嫌だし、、
でも人間こんなところがあるよな〜とは思いつつ人間の弱さとか浅はかさとかが垣間見れた。

結局ウェルテルは依存先が無いからどんどんおかしくなったのかなとは思った。仕事でも友情でも恋愛以外にも依存先、楽しいと思えることがあればウェルテルも救えたのかもしれない。

最後の、死ねばこの想いは永遠になる。というところが1番胸に来た。



読んだ後に思ったけど、湊かなえの「告白」に出てくるウェルテルはここから引用されてるのかな?
別に人物像が近いとかでは全くないんだけど、自殺をしたこちらのウェルテルと、家庭崩壊させてるあちらのウェルテルで真逆で示唆的だなと思い。
(示唆的って言いたいだけだった)

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