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マーク・ブレナン、パット・ドーラン「エピローグ:エンパシーを学ぶことについての考察」 (Mark Brennan and Pat Dolan, "Epilogue: Reflections on Learning Empathy")
Ar scáth a chéile a mhaireann na daoine” (Under the shadow of each other, people survive) 「みな、助け合いながら生きている」 (アイルランドのことわざ) この最後のエッセイでこの本は終わりとなります。けれどもこれは、アイルランドにおいてエンパシーのムーブメントを起こすための旅の終わりではありません。この本に収録されたエッセイや詩は、単に読者を感動させるための心地よい話ではありません。
ドーラン家のオーエン、ローシーン、ブレンダン「もっと近くに」 (Eoin, Róisín & Brendan Dolan, "Closer to Home")
パパは、いつも親切で寛大です。身近な人たちをたくさん助けてきました。けれどもこれまでの年月を振り返ってみると、パパは、内輪の友達や家族だけでなく、世界のどこか遠くに住んでいる私たちの知らない人たちにも思いを寄せてきました。 それは、私が兄のブレンダンや妹のローシーンと一緒に家でテレビを見ていたような時代からずっとそうでした。パパは仕事から帰ってくると、たいてい私たちと一緒に「ザ・デン」(アイルランドの有名な子供用テレビ番組)が終わるのを見ていました。パパの好きなキャラクタ
パット・ドーラン「同じような学校が身近にないことを心から願っている」 (Pat Dolan, "I Sure Hope the School around the Corner is Not the Same")
エンパシーに関する社会研究プログラムを長年指導してきたが、私の考えとかエンパシーや思いやりに関する私の基本的な理解は、私の子供時代、特に学校での経験に由来しているというのは皮肉なことかもしれない。私は子供時代、恵まれていなかった面もあるし、恵まれていた面もある。まず恵まれていなかった面。私はダブリンの中心に住む大家族の一番下の子供として生まれたが、悲しいことに私の父は職場の事故で私が7か月の時に亡くなった。そのため私の母と兄や姉たちは大変な思いをした。クリスチャン・ブラザー