海外のトレイで、見つけたアレコレ
見出しの写真は、航空機内のトイレの扉にあったものです。これは、吸っていたタバコを、ここで消してから用を足してください、というために設置されているのでしょうか? 純粋な疑問です。安全面を考えると、機内禁煙は守っていただきたいですね。
あまりこれまで、観察力鋭く見ていたわけではないですが、このようなものは以前から機内には、あったのでしょうか。全面禁煙以前の遺物なのでしょうか。
ちなみに、別の機材にも付いていました。しかも、トイレの扉の表側と内側と両方に、付いていました。
調べてみると、国際線機内が全面禁煙になったのは、2000年前後が多いようです。この飛行機の機材が、いつから就航しているかわかりませんが、全面禁煙から20年以上経っているのに、このようなものがあるということは、まだまだ、喫煙者がいるということでしょうか。
ということで、海外のトイレで見つけた、ちょっとした変わりダネを紹介します。
次は、列車内のトイレです。普通のトレイにも、赤ちゃんのおむつ交換台が付いていました。”baby change”と呼ぶものです。
私が、このbaby changeを聞いたのは、20年以上前に、まだオムツが取れていない子どもと、イギリスのハロッズ・デパートに行って、急におむつ交換の必要が発生したので、店員さんに、おむつ交換できる部屋がありませんか? と尋ねたら、「あー、baby changeのことね」という返事が返ってきました。
へー、baby changeって言うんだ、と初めて知りました。でも赤ちゃんの交換は、しないよね、なんて思ったものです。それだったら、baby exchange になるのか、などとくだらないことを考えながら、無事、おむつ交換しました。
下の写真は、かなり古いお屋敷のトイレの並びにあった baby change の部屋です。場所は、英国、ワイト島にある、オズボーン・ハウスです。この小部屋は、以前からあったのか、あるいは、洗濯室をbaby changeに転用したのか、はっきりしませんが、かなり余裕がある広さですね。
これも、列車のトイレですが、ゴミ箱のフタに「おむつ、ティッシュ、衛生用品やゴミを食べさせて!」と、ゴミ箱を擬人化して、書いてあるのが、面白いです。
次に、これは、写真には撮らなかったのですが、ヨーロッパの列車内のトイレは、垂れ流しが多いようです。詳しく調べていないので、どのくらいの割合を占めているのか、わかりませんが、最近でもトイレのフタを開けて線路が見えたことが、何回かありました。
日本では、私が子供の頃、昭和40年代の各駅停車の列車では普通だったようですが、今では、見たくても見ることは出来ないようです。
列車のトレイに興味がある人は、参考にしてみてください。
列車トイレの世界 清水洽著 丸善出版 2023年7月13日発売
「トレイが詰まると最悪です
湿ったティッシュ、おむつ、衛生用品は、ゴミ箱へ入れてください」
トイレのマナーを守らない輩が、いるのでしょうね。乗務員さんの苦労が読み取れます。
最後に犬のトレイの話です。
犬のトイレのゴミを入れる箱ですね。以前に、ハイドバークでも見かけました。犬に寛容な国ですね。これは、フェルメールの絵「ギターを弾く女」があることで有名な、ケンウッドハウスの、庭にありました。
でも、このゴミ箱に入っているゴミは、その後どう処理されるのでしょうか。スタッフが、人間のトレイに運ぶ、肥料として活用する、自治体の清掃局に出す、など対応は決まっていると思いますが、わざわざ、スタッフの方に尋ねるまでは、しませんでした。
ケンウッドハウスについては、また別の記事を書く予定です。
最後に、やはり、日本のトイレは衛生的でいいですね。でもそれに比べて、災害時の避難所のトイレ対策は、遅れているような気がします。
災害対策にもっと予算を投入しましょう、新総理大臣。
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