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女性は強いのです!『陰』の経験を『陽』へ

日本に住んでいた時代、Momoyoさんがいろいろな痴漢被害に遭った経験があるという話は何度か断片的には聞いたことがありましたが、まとめて伺うのはこの動画が初めてだろうと思います。

…衝撃ですね。
このような被害に遭われていた時代は、まだ日本が調子良くて、景気も良いし治安も良いし、日本良い国♪ということになっていた頃だと思います。
だけれども、真っ昼間の大都会で、女の子が日常的にこんな目に遭っている世界なんて…そもそも色々と幻想だったんだろうな、とあらためて思い知らされます。

その上での、今回の主題です。

本当は、日本がいかに強いのか。
その中でも、女性がいかに強いのか。

これは、外の世界と比べてみないとなかなか実感しにくいものですね。

日本の強さ…外資系企業で長く働いていた私は、いつも欧米のエグゼクティブたちにいいようにこき使われて振り回される日本法人と日本のスタッフの中にいました。
あいつらなんなんだよ…と皆で愚痴り合いながら、なんとか先方のお偉方の意向に沿うようなアウトプットを出そうと藻掻き苦しみましたね。
まるで藻掻くこと、苦しむことが仕事であるかのように錯覚していた感すらあります。
理屈に合わないことやこちらばかり我慢させられることも、なぜか忍耐で乗り越えようとする。
大和魂という言葉はずっと、その忍耐を指すものだとばかり思っていました。

今振り返れば、これらは見当違いな忙しさで本来の私たちの在り方を観ないようにさせられるという、日本人への強烈な抑圧だったわけですよね。
日本という国にとっての、深い『陰』の世界。
しかし正直言って私は、日本がどのように強いのか、まだ良く分かっていないように思います。
本来の日本の在り方とは、どんなものなのでしょう?

そして、女性。
私は様々な国をバックパッカーとして旅したことがありますが、多くの場所で女性の強さに触れてきています。
ヨーロッパのとある国では、過去の戦争の影響で男性人口がとても少ないことも影響し、あらゆる産業で女性が当たり前のように主役になって、逞しく働いていました。
アジアのいくつかの国では、男性は朝から外で日向ぼっこをしたり昼間から飲んだくれているばかり…仕事も家事もこなすのは女性。それでも、ダンナを尻に敷きながらガッシリと地に足つけて逞しく生きている女性たちをたくさん垣間見ました。

簡単には折れないし、落ちても復活できるし、現実に根差して立っていられる。
それが、私たち女性の真の姿。

それなのに、あらゆる場所で女性が抑圧されているのは…?

それこそが『陰』の経験であり、その経験を『陽』に換えることによって―つまり、トラウマから立ち直ったり、抑圧に囚われない自分を取り戻すことによって―『陽』の素晴らしさとスピリットの素晴らしさに気づくことができるという訳です。
強いからこそ抑圧を受け、その抑圧から目覚めることによって、より輝く『陽』となり得る。
そしてそれは、個人としての女性を救うだけではなく、地球の波動を上げていくことにも繋がっていく。
これが、私たちにプログラミングされた使命ですよ、と。

壮大なお話ですね。

しかし、です。
『陰』を『陽』に換えるのに、女性ばかりが頑張るという話ではありません。
まず女性は、強いということに気づき、弱いフリをすることを止めること。
嘘のイメージから目覚めること。
そして男性は、せめて女性をQueenとして丁重に扱って、性被害などが起こるようならそれを阻止する方に、女性を守るほうに回ること。
そう決めて、実行すること。

これらは、いわば日々の実践の積み重ねに過ぎません。

でもその実践を続けた先には…
あらゆる価値観がひっくり返る、明るい世界のイメージがそこにはあると思いませんか!

≪巻頭写真:Photo by Church of the King on Unsplash

長年の公私に渡る不調和を正面から受け入れ、それを越える決意をし、様々な探究を実践。縁を得て、不調和の原因となる人間のマインドを紐解き解放していく内観法を会得。人がどこで躓くのか、何を勘違いしてしまうのかを共に見出すとともに、叡智に満ちた重要なメッセージを共有する活動をしています。