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都市文化祭って何ですか?

はじめに

「都市文化祭って何ですか?」という質問をもらいます。簡単に説明できるようでなかなか難しい。歴代の実行委員たちの綴った言葉もかっこよくて好きですが、私はあえて自分の言葉で説明をしてみようと思います。

都市科学部というカオス

都市文化祭の前に、そもそも都市科学部が何をしているのか、理解している人がどれだけいるでしょうか。所属しているにもかかわらず、私はいつも答えに窮しています。

では、「都市」とは何ですか、という問いならば?「都市」と聞いて、何をイメージしますか。好きな都市はどこですか。何でも構いません。東京でもNYでも、ビル群の立ち並ぶ都会でも何もないあぜ道でも。100人いたら100通りの答えが出てほしい。

私にとっての都市科学部はそういうところです。

皆が都市の中で生きていながら、みんなバラバラの都市を心に秘めている。同じ学部にいて、同じ都市を愛してもいいし、愛さなくてもいい。新しくつくってもいい。しかし、違うことをしているようでいて、皆の学びはただひとつの「都市」になって育ってゆく。全てを包み込む「都市」のなかで、私はひとりぼっちで、私の都市を孤独に愛している。隣に座っている人は、私には見えない都市を持っている。

私の所属している学科は文系で、映画・芸術・精神分析・統計・都市社会学などなど、やりたいことがあれば大体なんでもできます。お隣の3学科はどれも理系で、模型を作ったり、橋を描いたり、災害リスクの勉強をしたり、恐らく私の知っている範囲ではカバーできませんが、学部全体としてカオスという表現はそんなに間違っていない気がします。

長くなりましたが、私にとってはそんな場所。楽しそうでしょ。

都市文化祭とは?

こんなに学問分野がある場所でそれぞれが学んでいるうち、自分の勉強したことを楽しく表現したい!という熱意が溢れて発足したのが、都市文化祭です。

そんなわけで2020年に、都市社会共生学科の学生有志を中心に第一回「都市文化祭」が開催されました。また、都市社会共生学科の前身である教育人間科学部 人間文化課程の頃に開催されていた「人間文化祭」にも敬意を表しています。

「都市」を学び、「都市」で学び、「都市」と学ぶ。あらゆるものが詰まった都市というフィールドで、何を学び、何を考えるのかを、形にし、発信していくイベントが都市文化祭です。

ゼロから企画を考えて、楽しく、分かりやすく、時に難しいまま誰かに伝え、運営しながら自分も参加する。自分の愛する都市を誰かに伝えて、一緒に遊んで、愛してもらえる企画を皆で考えていきたいと考えています。

なお、2022年度はオープンキャンパス(以下、OC)と同日に開催する予定で進めています。6、7月ごろと思われます。

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都市文化祭2022 テーマ「雑踏」

サブテーマ「のまれる」「たたずむ」「はぐれる」

このテーマを中心に、これから企画を考えていきます。現在出ている企画案を以下にまとめてみました。決定ではなく、大体の方向性と捉えてください。

・お散歩プレイリスト(散歩中に聴いている音楽、都市に合う音楽)
・みんなが持っている本を展示、紹介
・都市計画クイズ
・座談会
・ビブリオバトルを応用して他のテーマに関しても魅力を伝えられる企画
・パレード(大学構内練り歩きたい!by企画長)

また、末尾の「参考」に前回の都市文化祭の企画とHPを挙げました。そちらもぜひご覧ください。

都市文化祭メンバー募集に関して(全学部対象)

現在、都市文化祭では運営メンバーを募集しています。都市は全てを包摂するという考えの下、都市科学部以外の学生の参加も大歓迎です。現在、理工学部の学生も運営に関わっています。

企画の中でやってみたいものがある人、都市について学びたい人、自分の中に表現したいものがある人、今何を勉強しているのかの立ち位置を再確認したい人、どんな人でも都市文化祭を一緒に楽しく作り上げられると思います。

詳しい募集要項は以下の求人ページをご覧ください。求人ページ内に応募フォームがありますので、実行委員として参加を希望する場合はフォームに入力をお願いします。
求人ページ:https://cusucfofficial.studio.site/

また、詳しく話が聴きたいという方のために、説明会を開催しています。
以下のフォームから申し込みできます。
日時:2月9日 夜8時から1時間弱
説明会参加申し込みフォーム:https://forms.gle/WWXcPhxfw5kH1QkF6 

分からないこと等ありましたら、Twitterアカウント(@cus_ucf_oc)、もしくはメール(toshibunkasai2022@gmail.com)にお気軽にご連絡ください。

ご参加をお待ちしています。

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おまけ:書いている人のつぶやき

書いている人は都市文化祭2022の中では総務部長という肩書がついているのですが、実際のところはすべての雑用を一手に引き受ける、最強の雑用係です。企画を考える人たちが雑務に振り回されてほしくないからです。面倒なことはしなくていいんだ~と安心してほしいなと思っています。

また、現在いるメンバーは全員面倒くさがりで、早くミーティングを切り上げようとします。企画部長は1時間以上のミーティングをしたくない!と豪語しています。面倒くさがりだけどお祭りは好きな人には意外と向いています。

参考:2021年度都市文化祭概要

参考に、前回2021年度の都市文化祭(オンライン配信)は以下の通り実施されました。


・横浜まちあるき企画
横浜にはたっぷり都市科学要素が詰まっています。学生2人と横浜を歩く疑似体験をしながら、その歴史や都市計画について楽しく学べる企画でした。
・パネルディスカッション
都市科学部4学科の学生が集結し、「長旅に持って行く1冊は?」「パブリックスペースについて」などのテーマについて、それぞれの学科ならではの視点で話し合いました。
・スタジオ診断(HP上)
 都市社会共生学科には、都市社会学、精神分析、ポピュラー文化、ジェンダー、映画など多くのスタジオがあります。この企画では、HP上で2択の質問に答えていくと、あなたにぴったりのスタジオが見つけられます。2020年度の好評企画を引き継いでいます。

詳しくは2021年度HPをご覧ください
都市文化祭HP:https://cusucfofficial.wixsite.com/ynu-jp 

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