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内田翼
2018年1月5日 01:45
雨の音、暖炉の薪が燃える音、その上のヤカンが小刻みに沸騰する音。それだけ。 ぼんやりした暖かい灯りの中で、窓から見えない夜の遠くを眺めてる。遮るもののない、真っ暗な、果てしない、遠く。 昔からの友達が作り直した、小屋みたいな居心地のいい部屋で。今となっては定期的に会う古い友達なんてほとんど居なくなった。 飲んで、いつものようにすぐ眠ってしまって、いつものように終わってから起き