ぼくらの夏休み/猪苗代湖
昨年から予定を組んでいる
友人家族との旅行が3度リスケになった。
しょうがないことだけど、
行くはずだった日にただぼーっと
しているのも癪なので
近場の日帰り旅行で手を打った。
息子と私の2人。
会いたい人に会うこと
行きたかったところ
手仕事に触れられる
自然に触れられる
それが叶えられる福島県猪苗代へ。
私の目的の1番は
会いたい人に会うことで
本来はもっと近いところに
いるはずだったが
たまたま猪苗代にいて
追いかけるようなカタチになった。
猪苗代に到着し彼女に会う前に
手仕事作品がたくさん置いてある
素敵なショップへ行った。
ケニアの民族がつくったものを購入。
他にもエネルギー溢れるものをみれた。
その後、会いたかった人と
猪苗代湖の湖畔でランチ。
とてもとても忙しい中で
時間を作ってくれたことに感謝。
会いたかった人とは
ここ5年ほどで私に気づきを
たくさんくれた人。
仕事で出会い
0→1を創り出す素晴らしさと
大変さや苦しさを側でみせてくれた。
彼女のいつもギリギリで
生きている感じや
ニーズに応えようと努力するところ
日常の中での着眼点や
感じとる心に惹かれている。
仕事でお世話になったこともあり
退職をする旨と今後のことについて
直接口頭でお伝えしたいと思った。
そして、
大丈夫。なんとかなる。
なにも根拠のない大丈夫だけど。
わたしが大丈夫だから、と。
なんでこんなに安心感があるのだろう。
やっぱり会いに行って正解だった。
息子は、猪苗代湖にダイブ。
私はボトムスを捲り上げ足元だけ。
波がほとんどなく水が綺麗でベタつかない。
海とは違うなーと実感する。
湖に潜り魚を発見し喜ぶ息子を見ながら
ゆっくりと話ができた。
足元には菱がたくさん落ちていた。
どこから流れてついたのだろう。
乾燥した菱はとても鋭利で
踏まないように気をつけた。
忍者の武器であるマキビシの
元になったものだと教えてもらい
菱を集め出す息子。
それらを見て形や硬さ、
一個一個違う個体に面白さを見つけ
子供と同じようにテンションをあげる
尊敬する彼女。
そういう所が好きで
共感するところである。
きっと彼女は、
菱ひとつもこれから創り出すものの
ヒントへとするのだろう。
西陽が差し湖はキラキラしていた。
「生きている限り生きよう。
明日も朝起きて世界が終わってなかったら
諦めてその日を一生懸命に生きよう」
そう最後に話してくれて別れた。
湖と彼女からエネルギーをもらった。
オススメの道の駅のジェラートを
美味しくいただき帰路に着く。
もう少しで我が家というところで
いつもよりも綺麗な夕やけ。
いや、きっといつもと変わらない。
いつもより綺麗に感じることのできる
心だったんだ。
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