見出し画像

あるエンジニアが泣いていた話 -候補者に向き合うということ-

こんにちは。株式会社i-plug 採用Gの宮﨑です✋

新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務をしている方も多いことと思います。かくいう私もここ 2ヶ月ほどは家で仕事をしているので、これ以上太らないようにダイエットを始めました😋どなたか効果的なダイエット方法あったら DM ください📩

今回は知り合いのエンジニア(Kさん)に起こった事実をもとに書きます。(本人にはこの話題を書くことは事前に OK もらっています。)

Kさんの転職活動で起こったこと

Kさんとは以前から知り合いで、転職活動をするということで悩み相談や実際に求人を出している企業を紹介するなどしていました。ある時、Kさんから

「みやざきさんに教えてもらった 〇〇社に 〇〇 で気になるしたら、先方からアプローチがあって、カジュアル面談 -> 書類選考 -> 一時面接と順調にすすみ、今日最終面接でした。良い感触でした。」

と連絡がありました📱

聞くところによれば、最終面接は社長さんが出てこられて、雰囲気も和やかに進み、「で、いつから来れるの?! ぜひ来てよ!」みたいな会話もあったようです。Kさんは完全に内定が出るものと思い、嬉しくて私に連絡してきたのでした。比較的社歴は若くはあったものの、名前はよく耳にする会社でした。私も嬉しくて、「おぉ! マジすか! 内定出たら行きます?⤴️⤴️⤴️」、なんて会話をして、良かったよかったと思い胸を撫で下ろしていたのです。

ところが、その最終面接から 4日後に再び Kさんから連絡がありました📱

「◯◯社、ダメでしたわ...最終面接でぜひ来て欲しいみたいな感じで盛り上がったのに今回は貴意に添いかねる結果となりました、とだけ伝えてきてフィードバックが無い...これほんまに辛いです...せめて理由を教えてくださいとメッセージ送ったけど反応無し...期待させて突き落とされたようで人間不信になりそう。みやざきさんに愚痴っても仕方ないけど、世の採用担当の方々には面接の結果をテンプレで返すのはやめて欲しいと言いたい...」

Kさんの声は怒りと落胆の気持ちからか、少し涙声で震えていました。

「他の〇〇社と 〇〇社にも同じような対応をされて... 〇〇社は社長が丁寧なメールをくれたけど、ちょっともうこれ以上転職活動続けていく気力がもたないです...」

候補者と本当に向き合えているか?

この話は、ふだん採用に携わっている私にも大きなショックを与えるものでした。おそらく、テンプレでお見送りメールをする採用担当が多いだろうなと思っていたからです。

(これがテンプレメール...だ...!!!)

実際 Kさんにきたメールはこれではないですが、内容は似たようなものです。何をどうご了承すればいいんだ...!!!😩😩😩

私はカジュアル面談以降の選考にお進みいただいた方には、できる限り全ての方に良い点、懸念点も申し添えて、お見送りメールをするようにしています。

(※上記は実際の候補者の方に送ったものではありません)

上記の文面がだいたい私が候補者の方に送る文面のイメージです。求めているポジションに必要な能力と、候補者の方の能力やコンピテンシーを照らし合わせた時に、何が良くて、何が足りていなかったのかをフィードバックするようにしています。

正直手間がかかります😅

ただ、私がこういったフィードバックをするのは主に 2つの理由からです。

1. 候補者の方の今後の転職活動、就職活動に少しでも役立てていただきたい
2. タイミングが合わなかっただけでいずれはご縁があるかもしれない

星の数ほどある企業のなかで、自社に興味を持ってもらえたことに感謝して、少しでも「お土産」を持って帰ってもらえれば手助けになるのではないかと思っています。

後日談

ちなみにその後、Kさんは大手の SIer に就職が決まり、無事転職活動を終了しました。Kさんのような思いをした社会人や学生の方は山ほどいらっしゃると思います。今回は Kさんに事前に了解いただいたうえで、少しでも採用活動を見直すきっかけにしていただければという彼の想いも汲んで記事にしました。それでは、またの機会に!✋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?