見出し画像

失敗しないRPA導入のコツ

ジドウカの佐藤です。
今回は、RPA導入を検討している企業向けに RPA導入の勘所、
注意点などをご紹介します。

RPAは手軽に導入できる反面、実は効果的に使うことが難しいツールでも
あります。
RPAを魔法のツールだと思って導入したものの、ロボットが不安定なせいで運用コストがかかり導入を後悔している企業もいるのです。
最悪の場合、BPO(業務のアウトソーシング)よりもコストが高くなり、
効果が出ないどころか、むしろ赤字というケースもあります。 
実際のところ、大企業でも導入を失敗しているケースがあるのです。
そのため、RPAは扱いの難しい「諸刃の剣」と言えます。

と、悪い部分ばかり書いてしまいましたが
RPAは正しく使えば、業務効率化の強い味方になります。

この記事ではRPA導入を失敗しないための方法をまとめました。
正しい知識を身に着けて、RPAを効果的に活用しましょう。

結論

RPA導入の肝はこの3つです。

1.現在の業務をそのままRPA化してはいけない
2.RPA導入が前提のITベンダーを選んではいけない
3.アウトソーシングか内製化かの判断は慎重に

現在の業務をそのままRPA化してはいけない

現在の業務フローをそのままRPA化すること。
これだけは、絶対にやってはいけません。
RPA化する前に、業務コンサルティングの手法、既存システムの機能、
API(iPaaS)を使って、 現在の業務フローを徹底的に効率化する方が先決です。
その後に、残った業務をRPA化すること、これが必要不可欠です。

RPAは、自由度が高いですが安定性が低いことが難点です。
RPAで操作するシステム数や、操作ステップ数が増えるほど安定性は低くなります。
そのため、RPAの対象範囲をできる限り狭めることが重要なのです。
対象範囲を適切に狭めてあげることで、安定性が増し、
RPAは効果を発揮します。

RPA導入が前提のITベンダーを選んではいけない

RPA導入が前提のITベンダーは避けた方がいいです。
業務効率化のそもそもの目的は 「人件費の削減」であったり
「人材の再配置」だったはずです。
業務を効率化することが目的であり、RPAはその中の一手段ということですね。
ところが、ITベンダーによっては 業務効率化ではなく、
RPA開発が目的化してしまうケースがあります。

ITベンダーはロボットの開発数が増えれば実績になり、
ロボット開発数をどんどん増やそうとしてしまいます。
こうなると本質的な業務効率化からどんどん遠ざかり、
ITベンダーにとっての「金のなる木」になってしまいます。
そのため、RPA導入が前提のコンサルティングは注意が必要なのです。
(KPIにロボット開発数がある場合は、要注意です。)

業務効率化の視点に立ち、RPAを使わないで済む方法を考えることが先決です。
そのためには業務効率化や自動化の専門知識が必要です。
その専門知識なしにプロジェクトを開始し、ITベンダーに丸投げ体制だと、RPA導入事故を起こしてしまうのです。

アウトソーシングか内製化か

RPA導入に関する大きな分岐点が、
アウトソーシングか内製化かの判断です。
その1つの判断基準は、RPAの運用規模です。

小規模体制なら、アウトソーシング。
大規模体制なら、内製化を目指す。
大まかではありますが、これが私の見解です。
(こちらのアウトソーシングor内製化の判断については、
別の記事でも詳しく触れていきます。)

注意しなければならないのは、ITベンダーの言うことを鵜呑みにしては
いけない、ということです。
ITベンダーはアウトソーシングの方が儲かるので、
アウトソーシングを勧めてきます。

しかし、大企業が目指すべきなのは「内製化」です。
内製化することで、組織としてのデジタル競争力の向上に繋がります。
これこそがDXというものです。

アウトソーシングと内製化のメリット/デメリット

内製化とアウトソーシングの簡易比較

簡易ではありますが、こちらが比較表です。
内製化チームを設置するには長期的な計画が必要であり、
相当なコストがかかります。
アウトソーシングであればそのコストを節約できますが、
その代わりに自社にナレッジが蓄積しないデメリットがあります。
企業の規模や状況に応じて、どちらが適切か自社で考えなければなりません。

結局、アウトソーシングと内製化どっち?

ざっくりとした指針ですが、
中小企業は、業務ごとアウトソーシング。
大企業は、ITベンダーの力を借りながら、業務効率化チームを作り、
内製化を目指す。

これが一つの指針になるかと思います。


弊社ジドウカの取り組み

弊社ジドウカでは
中小企業からの業務のアウトソーシングに力を入れています。

ロボットに業務を外注してコストを抑えませんか?
人間よりも「安い・早い・正確」の3拍子が揃ってます。


●費用感
初期費用30万円~
月額5万円~
※ロボットの実行頻度や、業務の複雑さにより金額が変動します。


サービスの詳細についてご不明点があれば、お気軽にお問合せください。
よろしくお願いいたします。

●お問合せ先
yushi.sato.vc@jidouka.jp


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?