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潰瘍性大腸炎 鍼とお灸の効果

<鍼>
食事に気をつけていても、なぜだか少量の血便が続いていたため、今年の3月中旬から鍼治療に通っていました。

鍼治療といっても日本式ではなくて、古代中国式のものを受けていました。日本式は優しくほぼ無痛のものが多いですが、中国式ですと深く刺すのでめちゃくちゃ痛いです。体の内部まで痛みが浸透し、お腹に刺されたはずの鍼が尿道までビーンと響くような感じです。

治療では様々なツボに鍼を刺されるわけですが、毎回刺される胃腸に効く代表的なツボがあるのです。

それは、へその左右にある天枢(てんすう)、へその上にある中脘(ちゅうかん)、丹田と呼ばれる位置にある関元(かんげん)、そして足の脛にある足三里です。

これらのツボは、おそらくどの治療院にいっても刺されるであろうものです。「腸を良くしたいのになんで足にも刺すの?」と思われるかもしれませんが、足三里は胃腸の動きをよくする代表的なツボとして知られていて、胃腸以外にも、体力を増進したり運動神経を上げたりすることができます。

<お灸>
お住まいの近所に良さそうな治療院がない場合は、自宅でお灸はいかがでしょうか。

僕は鍼治療と合わせて自宅でお灸もやっていました。主にやっていたのは上記のツボです。

お灸は薬局で買うとなると『せんねん灸』が一般的です。値段と品質には特に問題はないので、多くの方が初めに手に取るものだと言われています。ただ自宅で使ってみると部屋に臭いが残ってしまうことが多いので、気にされる方やご家族と同居されている方にはあまりお勧めできません。もし使用するなら、換気扇のある部屋やそのそばで使うのが良いでしょう。

もしどうしても部屋でやりたい場合は、亀屋のお灸『広重』が良いでしょう(Amazonで売ってます)。せんねん灸よりもお灸に使われている『もぐさ』の精度がよく、部屋に臭いが残りにくくなっています。そのほかにも僕は使ったことがないのですが、無煙のものも売られています。煙が出ない仕様なので普通のものと比べると、若干高いことと火力のバリエーションが少ないのがデメリットです。

お灸はツボの位置さえわかっていれば、どなたでも気軽に行えます。ポイントは熱さを感じたらすぐに外すことです。そうしないと火傷になって水膨れになってしまいます(僕は何度もなりました)。水膨れになったからといって大変なことではありませんが、黒っぽく痕になってしまうことがあるのです。

もし水膨れになってしまったら、裁縫用の針で良いので水膨れの横から刺して水を抜きます。垂直ではなく横から刺すのがポイントです。

そのあとは火傷に効く『紫雲膏(しうんこう)』を塗ってあげると良いと思います。文字通り紫色(赤っぽい)の軟膏ですので、付けた後そのまま服を着るとダイレクトに色移りしてしまいますから、必ずガーゼかバンドエイドをしてください。

<鍼灸の効果は>
血便がなくなるまでに5ヶ月かかりました。ただ血便が治るだけでなく、肩こり、頻尿、手足の冷え、髪のコシがアップするなど様々な効果がありました。複数の症状がある方にもお勧めしたいです。


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