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日曜日のクルーメイト#0040 All you need is

ハロー、クルーメイト! 今週もだいぶ遅刻してのお届けです。
気候もすっかり冬らしくなり、年末進行がじわじわと迫る師走、皆様いかがお過ごしでしょうか。

冲方は〆切の合間に25年ぶりとなる、あることに頭を悩ませておりました。トップ画像にその苦労の跡が忍ばれております。そうです。サインです。まったく失念しておりました。

新名義を応募して頂いた方の中から、採用させて頂いた方へ、サイン本をプレゼントするということは承知していたのですが、「新サインを用意する」ということをまったく考えていなかった。
慌ててあれこれ思案し、見本に書き込んだり、と試行錯誤中。
近々しっかり決めて、命名者の方のもとへお届けする予定です!

さて、今週も元気に参りましょう。

抒情文芸 インタビュー

しばらく前に受けたインタビューが掲載されました。
今秋の出版ラッシュの口火を切った『月と日の后』についてや、言葉について、物書きとして考えるあれこれをお話ししております

抒情文芸さんのフェイスブックのリンクを添付しようとすると、なぜか中国語表記になるという不思議なことになるので、下記の新聞記事を添付。

創刊45年ですよ。すごいことです。
デビュー25年なんてまだまだなのだなあ、とやる気が出ますね。次の25年に目指すべきあれこれを実感させて下さいます。
脈々と続いてきた文芸という行いに、参加できることの喜びとともに歩んで参りたいものです。

『蒼穹のファフナーThe Beyond』

さて。『蒼穹のファフナー』最終章、皆様に御覧頂けましたでしょうか。
そろそろ公開が終了する劇場もある一方で、年末のイベントが近づいております。きっと17年の思いがこもったイベントになることでしょう。

冲方も、最終章を迎えて感慨にふける気持ちを書き綴りたいところですが、イベントののち、落ち着いてからにしたいと思います。

今はどうか物語の結末を見届けて下さい!


『剣樹抄』小説&ドラマ

こちら、撮影見学のときの記事が載りました!

こちらのサイトです!

さてさて。
今月は、オール讀物にて、『剣樹抄』第15話が掲載されます!
極楽組の甲斐と接触した了助、江戸で極大師と相対する光國。
二人は、過去の因縁に縛られた男たちを止めることができるのか。

ぜひお楽しみ下さい。

ドラマはあっという間に第5話目!
今回の、泰姫と両火房の対面、大変に良いですね! 泰姫最強回です。
両火房の身を切るような「悲しさ」が素晴らしかったですし、似顔絵からなぜ泰姫が悲しみを見て取ったかが、おのずと伝わるというのはすごいことです。

義仙の助勢、光圀の因縁、鶴の登場、錦氷ノ介の暗躍と、一話できっちり描ききっております。
早くも折り返しです。次話も大変楽しみです!

今月の連載×4!

少年画報社ヤングキングアワーズ 『ばいばい、アース』第16話が掲載!

原作では狂気の敵として描かれているティツィアーノと、剣盗人アドニスの関係が、しっかり掘り下げられており大変良いです!
ここからクライマックスへ!
孤独だったベルと剣士達の共闘が楽しみ!

今月は〆切グランドスラムにて、四連載の全てが各誌にて掲載されます!

早川書房SFマガジン 『マルドゥック・アノニマス』第40回

KADOKAWA野性時代 『骨灰』第6回

別冊文藝春秋 『マイ・リトル・ジェダイ』第4回

文藝春秋社オール讀物 『剣樹抄』第15回

それぞれ刊行されてのち、改めて宣伝したいと思います。
ぜひお楽しみ下さい!

コメント・トーク

さて。ここからは恒例のコメントご紹介。
いつもコメントを投稿して下さるクルーメイトに感謝!
最近は忙しすぎて、お題も企画も出せておりませんが、いずれ落ち着いたら、また当記事におけるクルーメイト・イベントを行いたいと思っております。

森人さんからのコメントです!
『時計仕掛けのオレンジ』のギャング団は、確かに旗本奴っぽい。そのまんまという感じです。

ドルーグなウルトラヴァイオレンス光國が、義公として成長する一方、どこも武士が余ってしまって、「勤め」も与えられず取り残され、鬱屈してしまう者たちも相当数いたようです。

ドラマの鶴の軽薄さが、若気の至りのまま大人になっちゃった感じがして良かったですねえ。けっこう好きです。

黒井真さんからのコメントです!

役者さってすごいなあと冲方もいつも思います。とりわけ『剣樹抄』のキャストは、真剣かつ巧みで本当に素晴らしい。
了助くん、演じてないときはニコニコで、めちゃ明るい少年でありました。
子役のみなさんも、ますます生き生きしているのが、見ていて気持ち良いですね。

黒い箱とは?と冲方も首を傾げてしまいましたが、森人さんがコメントしているように、携帯電話でした。
仰るとおり、現場のセットをひたすら撮りまくっていたため、手に持ったままでいたようです。

新条拓那さんからのコメントです!

貴公子光國公のイメージ、ぜひ定着してほしいものです。何しろ、かっこいいですからね!
冲方も『剣樹抄』の原稿を書きながら、ちらりと山本耕史さんの所作が脳裏をよぎることがあります。
着物姿で帯刀した状態での動作や姿勢は、本当に参考になります。

当て書きとは、「あらかじめ配役を決めて脚本を書くこと」ですが、そういえば、あまりやったことがないですね。
あらかじめキャストが決まっているものもありますが、それも当て書きというのかな。

個人的には、あくまで人物を描写したり、なるべくバックグラウンドを提示しつつも、配役をふくめ、どう解釈されるかは、お任せしています。
自分の領分ではないし、不得意なのに干渉するのは、ろくなことにならない、と思っているところがあります。

あとがき

今週もどうにか〆切を踏破することができ、見たかったドラマなど流しつつ、ゆったりと当記事を書いております。
当初は、〆切に会わせなければと焦って記事を書いていたものですが、いつしか、おのれを省み、行く先を眺め渡し、読者の声を意識する、という大事な時間となっておりました。

日記を書く習慣がまったくなかったので、意外な効果に驚きつつ、この記事をしばらく続けてゆきたいと思います。

クルーメイトの皆様におかれましては、寒さに気をつけ、良い日曜日をお送り下さい!

おまけ。
ふるさと納税の泡盛がさっそく届いたので、「ハイサイおじさん」ごっこをして飲み倒そうと思います。

実は怖い、ハイサイおじさんの詳しい解説がありましたのでご紹介。

ではでは、良い日曜日を!

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