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NJSLYR:AOM 電子戦争の再来

※この記事は独自解釈及び都合よく用語や数値の誤用をするフィックションです。実際の技術的な話はWikipediaとか参照してください※

電子戦争

今なお、多くの謎が残されているニンジャスレイヤー劇中でも重大な事件の1つである。現在連載中の第四部「エイジオブマッポーカリプス」でも再来の兆候があるので情報を整理していきたい。

磁気嵐が吹き荒れる中、限られたIPアドレスを巡って暗黒メガコーポ同士の熾烈な戦争が、電子と物理の両面で繰り広げられた
《ディスカバリー・オブ・ミスティック・ニンジャ・アーツ(7)c.3000BC-4643AD:ニンジャ簡易年表》 より

なぜ戦争が起こるのか?

全世界のIPアドレスが枯渇すると何が問題なのか。
まずIPアドレスの種類から確認していきたい。

グローバルIPアドレス(コトダマ空間に相当)

全世界にただ一つのIPアドレスで、直接インターネットに接続するアドレス。
物理的には「港」「空港」に相当する。
IPアドレスの様式は4つの数字の組み合わせからなり、その数量には限度がある。

IPアドレスの範囲
0.0.0.0.~255.255.255.255

企業がグローバルIPアドレスを持たない場合、他の暗黒メガポートのIP資産を借り受けて通信を行う必要がある。その場合、通信の秘匿性やパワーバランスの優位性は失われ、絶対的な下位として隷属を強いられることになる
このため企業はIPアドレス求め、物理的にデータセンターを強奪し、秘匿データセンターが誕生することになった。

Y2Kの影響によりオヒガンとオーバーラップしたインターネットは社会にオーバーテックとニンジャ戦力をもたらし、いわゆる電子戦争と呼ばれる世界大戦が勃発することになったのである。

ローカルIPアドレス(ローカルコトダマ空間や組織内部に相当)

グローバルIPアドレスの下位に相当する。
グローバルIPアドレスのインターネット接続を下位のIPアドレスにもたらす機能「サブネット」を持つ。(*実際の用語とは異なります)
サブネットは、特定の企業やニンジャ組織・クランに相当し、内部ネットワーク内であれば、ある程度自由に定義し活動することがが可能である。
ローカルIPアドレスの持ち主がインターネットへ接続する場合は、IPマスカレードを装着してアイサツを行い所属組織を明らかにしながら行動することになる。奇しくもニンジャ的であるが、軽々しくテクノロージの闇に触れるのは得策ではない。

また、インターネットに依存しないクローズドのローカル通信が行われることもある。直接接触している場合はIPアドレスを利用しない通信も可能であり、シルバーキーの鍼灸術の能力に近い。

オヒガン的な解釈

現代は、Y2Kの影響でオヒガンとインターネットが接近したため「インターネット=コトダマ空間」という状態になっている。このためニンジャの生態は、インターネット的な常識を当てはめることが可能になっている。
(*諸説あります)

例えば、ニンジャ装束の色はRGB値として、255までの3つの数字の組み合わせで表すことができる。これが装束の色からニンジャの個人特定がほぼ可能な理由である。

(0, 0, 0) は黒
(255, 255, 255) は白=象牙
(255, 0, 0) は赤
(0, 255, 0) は緑
(0, 0, 255) は青
(255, 255, 0) は黄色
(0, 255, 255) はシアン
(255, 0, 255) はマゼンタ=紫

IPアドレスと比べて最初の8ビットが除かれているが、これは全てのニンジャが上位存在であるカツ・ワンソーがもつグローバルIPアドレスの(255.xxx.xxx.xxx)のサブネットに収まっていることを表す。

ニンジャネームを名乗らないニンジャは、独自のグローバルIPアドレスを持ちオヒガンへの接続を果たしている可能性がある。(ヤモト、ウミノ先生、フォレスト・サワタリ等)

ニンジャが死亡時に詠むハイクも3センテンスでありIPアドレスを示すと思われる。(センテンスの足りないものは、下位のサブネットに属するニンジャであると思われる。また有名なキョート/ツルの俳句は無意識に罪罰罪罰をマスクされていたと思われる)正確なメカニズムは不明であるが、これを集めることによって松尾芭蕉はパワーハイクによってニンジャを掌握したとされる。

以上のようにニンジャはオヒガンにIPアドレスを持つ。
IPアドレスとはその人物の形而上の位置であり心髄である。この点をエテルの力により突かれることでその人物は容易に破壊されてしまう。

キョジツテンカンホーのメカニズム
ロード・オブ・ザイバツの用いるキョジツテンカンホーについては、謎が多くこれは1つの都合の良い解釈である。

ロード本人は自身の秘匿されたIPアドレスを持つが、そのIPアドレスを探索しようと「名前解決」をすると別の仮想IPアドレスへリダイレクトされる。これらの何重にも張り巡らせ都合の良い仮想の真実へと導く仮想ネットワークを構築するというのがキョジツテンカンホーのメカニズムである。

他人の魂と直接交感が可能なシルバーキーのソウルは非常に上位の魂IPアドレスを持ち容易に下位の魂と交感できる。彼が危険視されたのは、まさにこの点であり、ロードの展開するキョジツテンカンホーVLANがまやかしであることを看破する可能性が高かったためである。
実際、彼はロードのIPアドレスを発見しニューロンへのアタックに成功した。
これは、カツ・ワンソーと同格のグローバルIPアドレスの所持者であるか、個人特定可能な学習をしたHOSTSの力を持つと思われる。

外宇宙への接続

グローバルコトダマ空間の特定地点へのアクセスには、色になぞらえた4行詩が必要であった。これは人類やニンジャの限界を超えた特異点へアクセスするために使用された。

カツ・ワンソー以外にも同格のグローバルIPアドレスを持つ宇宙的存在がいる場合、特異点の先には境界を異にする並行宇宙が存在することとなる。火星やヨロシ未来等の実在が示唆されているのは、そのためであろう。

新たな電子戦争の再来

AOM現在、エメツ資産により世界の主要都市がポータルで結ばれるようになった。今後の重要な「港」「空港」の役割を果たしている。
企業がエメツ資産及びポータルを持たない場合、他の暗黒メガポートのエメツ資産を借り受けてポータル移動を行う必要がある。その場合、通信の秘匿性やパワーバランスの優位性は失われ、絶対的な下位として隷属を強いられることになる。

現在、平衡を保っている世界が「何かのきっかけ」で再び電子戦争に匹敵する末法に陥る可能性は高いだろう。企業体を崩壊させるリアルニンジャの帝国が誕生したりとか。[要出典]

新たなる世界へ

現実のIPアドレス枯渇問題は、IPマスカレード(メンポ)を身に着け、エイリアスを名乗り、適切に情報量や通信ルートを制限することでなんとか回避されている。しかし、IOTをはじめとする「人ならざる者がクラウド接続し自我を持ち始める時代」が近づいており、再びのIP資源枯渇は時間の問題だ。

それを解消する方法が、人類がIPアドレスの制限から解放されるIPv6アドレスへの「再定義」である。

同時に、IPマスカレード(NAT/NAPT等)を使わずに済むので、全ノードがグローバルな接続性を持ち、直接接続が可能になる。
《IPv6 wikipediaより》

これはどういうことか?
全人類が特に資格や才能の有無にかかわらずオヒガンへ接続することが可能ということ。つまり、全人類が黄金立方体に支配されるということに他ならない。

エメツ(あめ・つち)とは、すなわち「天地のすべてがオヒガンへ接続する」兆候で出現しているものと思われる。現世がエメツで覆われたとき、キンカクもオヒガンもなく、封印されたすべてのソウルが現世に解放される世界がやってくる。

こわい!
もうループ接続してインターネットから逃れよう。
家族とも話します。助けて。

いつもたくさんのチヤホヤをありがとうございます。頂いたサポートは取材に使用したり他の記事のサポートに使用させてもらっています。