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『知らない人んち(仮)』第二話「おい、カメラ止めろ」

『知らない人んち(仮)』第二話の制作アイデアを投稿します。

応募内容:シナリオ、プロット

シーン1

きいろとキャンが部屋から出てリビングへむかおうとすると暗室の扉が開く。

暗室からカメラを持ったサジタさん(濱津)が登場。

「OK!よく撮れたよ!カメラを止めて!」

天井や壁を向いて手を振る。アクは監視カメラを停止、全員がリビングへ集合する。

シーン2

「よし、1日目昼のパートはこれでOK! 次は夕食のパートなんだけど……」

実は、三人はシェアハウスリアリティショーの出演者であると語るサジタさん。

三人は顔を見合わせて話を合わせながらジェニがサジタさんを二階へ連れて行き暗室へ戻す。

ジェミ
(すばらしいです!)

サジタさん
(そうだろう!)

アク
「実は、僕たちはあの人を監視するためにここで暮らしているんだ。リアリティショーなんて撮影してない。かつてはヒット作の映画監督だったのに次作が出ず一発屋扱いされて、あんな感じになってしまったんだ」

キャン
「家族に逃げられたショックで常に撮影を続けないとダメになっちゃったから、私たちが話を合わせて、いつもは暗室に閉じ込めてカメラを持たせているの。ナイショにしてくれる?」

きいろ
「わかりました。約束します。でもひとつだけ教えてください。なんという作品の監督だったんですか?」

シーン3

サジタ
「それは私から説明しよう!」

サジタ
「カメラを……」

ジェミ
(サジタさんを羽交い締めにして暗室へ戻そうとする)

サジタさん
「やめろー!止めるなー!カメラを……」

ジェミ
(ウサギのぬいぐるみで殴りつけてサジタさんを沈黙させる。気絶したサジタさんを引きずって暗室へ運ぶ)

一同
「……。」

きいろ
「ご、ごはんにしましょっか? 出前を取りますよ!」

アク
「それなら僕が買い出しに行ってくるよ。おもてなしをするのが礼儀だからね」

アクが家を出ると、入れ違いに買い物袋を下げたアクが帰ってくる。

シーン4

アク
「ごはんの材料を買ってきたよ。今日はすき焼きだ!」

サジタさん
「すき焼き!?好き!!」

もの勢いで階段を転げ落ちるサジタさん。

サジタさん
「ああああああ!!止まらなッ」

壁へ激突したサジタさんはピクリとも動かなくなり駆け寄るきいろ。

きいろ
「し、死んでる!!」

ジェミ
「またあそこに埋めに行かなきゃいけないわね」

【フラッシュバック】
(なんらかを埋めていたジェニの姿、そしてR.I.P. 犬 と書かれたアイスの棒を思い出す)

きいろ
「まさか……」

つづく

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