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俺は「アルテリオス(FC)」で宇宙を征服した

アルテリオス(FC)

旧世紀末。うちに遅ればせながらファミコンがやってきたとき、親戚のおじちゃん(スタンリーで想像しておいてください)が持て余していたので押し付けてきたゲーム類に紛れていたFPSアクションRPGだ。当時はドラクエの3くらいが流行っていた時期にこのゲームはドラゴンクエスト路線とは違うスペースお寺の世界観があり衝撃を受けた。お前はタフなスペースサイボーグ戦士でありSTR、PWR、エネルギー等にパラメータを割り振ることができる。説明書はなかったからステータスの意味は体で覚えるしかなかった。STRを高めると攻撃力が上がる。PWRだかエネルギーだかは特別なボムや逃走で消費するフォースだ。

トップビューの見下ろしフィールドとシンボルエンカウントで宇宙をまたにかけスペース猫型宇宙人のコスモ猫語をメモを取りながら解読しスペース暗証番号(ファンタジー世界にはない発想だ!)で扉を開く。戦闘はかなりシビアだが当たらなければ死なないので255発くらい当てれば相手は死ぬ。しかし、スペースカニ型宇宙船の不意打ちで即死(カニ光線というダジャレだったのだろうか)したり。スペース鉄機兵のスペースホバーのすばやい動きに翻弄されてすぐ死ぬ。

こんなハードなゲームを自力でメモを取りながら進め最終ボスを殴り倒した時、俺は達した。そして、クリア後のセーブデータで再プレイで最終ボスのもとへたどり着くと「もうゆるして・・・」等とほざきやがる。もう一度征服した。俺はこのゲームを再征服し、つまり宇宙を征服した。

ドラクエとかそういうやつの以前に初めて電子RPGをクリアしたのはこのゲームだったんじゃないだろうか。もっと普通のところから始めれば今頃ふつうの生活を送れていただろうに。

なお、このゲームについてはそれ以来プレイもしていないし、後世の評価や攻略サイト等を見たことはない。この宇宙サイボーグは幼年期に通り過ぎた幻影であり実在したかも定かではない。

※このテキストはゲームを10個くらい アロハ天狗さん 方式で並べたらおもしろいんじゃないかと思ったら数個で挫折した残骸です。

#ファミコン #蟹光線 #コンテンツ会議 #急にどうした

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