#れいわローテーションに反対します (後半戦)
前回の記事では #れいわローテーション が支持者を愚弄するシステムであること。その決定プロセスに疑義があることを書いてきた。
次はそもそも5年ローテーションを完遂するのが難しい点、そして他党によって悪用された場合に悪しき前例を作ったと記憶される点について書いていく。
まず改めて【#れいわローテーション】構想とは何かを定義しておく。
要旨としては、水道橋博士が辞職されましたので残りの任期は一年ごとに辞職させて繰り上げ当選を繰り返してローテーションさせますよということ。
3.実現性が低くリスクしかない構想
僕が思うに、れいわローテーションは絵に描いた餅で実現性の低いミッションだ。
根拠はいくつも挙げられる。
3-1.そもそも辞職には許可がいる
根拠としてそもそも本人の意志で自由自在に辞職できるわけがなく参議院規則に則ったプロセスを踏む必要がある。
以下、参議院規則より辞職に関する部分を引用する。
ザッと読めばわかるのだが議員は辞表を議長に提出し議院の許可、閉会中であれば議長の許可があって辞職が可能となる。
「そんな理由で辞職できるかバカ!」
となれば辞職できないシステムになっている。
そして第192条に注目すると辞表の内容によっては懲罰委員会送りにできる。
懲罰委員会送りになったとき、受ける可能性のがある懲罰は国会法 第百二十二条に規定がある。
以下、引用
実際問題、そう易々と辞職は認められないだろうし懲罰委員会送りになれば一定期間の登院停止(最大30日)を嬉々としてやるだろう、僕もならやる。
なぜなら【#れいわローテーション】は憲法に正面から喧嘩を売っているからだ
参院は6年、3年で半数を改選するからしっかり務めろよ!ってのを
知らねぇ!ローテーションさせます!ってやるんだからそらそうでしょ
日本国憲法より引用
議席を受け渡すために辞職を出した結果、登院停止処分になり
また登院可能になってから登院停止覚悟で辞表を出すのだろうか?
あまりに非合理的である。
3-2. 一人でも制御不能になれば構想は破綻する
ざっくり言うと一人でも辞職せず離党してしまえばそれで終わる構想でしかない。
#れいわローテーション 構想は参院選で公約にあったものではなく降ってわいたものでしかなく、拒否した議員に対してどういった対処を取るか
2023年1月18日現在、耳目に入ってきていない。
恐ろしいことだがこの構想は「みんなで仲良くローテしようね!」を全員が誠実に守ることを前提にしている。
人間の不確実性を想定していない。
4.悪用されて悪しき前例を作ったとして悪名を馳せることになる
これが最悪なケースなのだが他党がこれを大々的にやりだしたときに
れいわ新選組が悪しき前例を作ったとレッテルを貼られることになるだろう。そんな意図などなかったなどと通用するわけがない
少し思い出してほしいのだが日本の選挙制度は日本一厳しい面接であり、同時に人気投票の側面がある
あれだけ政治家としての資質を備えてなさそうな生稲晃子氏がぶっちゃけ元おニャン子だから当選できる程度のリテラシーです。
最初から辞職ありきで人気タレントや短期的な有名人を立候補させ議席が取れれば党内判断でチェンジできるようになる。
そうやって前職議員の肩書を大量生産が可能になる。
また、党内判断により【辞職させられる】議員も出てくるだろう。
【れいわ新選組が最初にこんなことをやりだしたんだ、それに倣っただけ】と言われたらどう合理的な反論をするのか、いやできないでしょ。
わざわざ批判される材料を提供する必要などない。
前半戦と合わせて僕が思う、【#れいわローテーション】に反対する理由は以上となります。
ツイッターでは文字数の関係で伝わらない僕の思いよ、れいわ新選組に届け!
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