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2024年7月の記事一覧
「海のはじまり」第三話 元気じゃないけど大丈夫
ネタバレしてますので未見のかたはお気をつけて。
今回は夏くんと海ちゃんの心が通じ合う感動を描きつつ、二人の世界ができることで、外野が誕生してしまうことの苦しさに包まれた物語だった。
「海のはじまり」では「選択」が大きなテーマになっている。「選択肢から選ぶこと」と「選べない現実」がいくつも交錯する。
生むことを選ぶ水希。選べな勝った夏。堕ろすことを選んだ弥生。母親と一緒にいることを選べなかった
「海のはじまり」第二話 選ぶこと、自分らしさ、自由であること
それぞれの過去が少しづつ明らかになっていき、責任の問題ではなく、自分の過去とどう向き合っていき、これからどう歩んでゆくかに焦点が合ってゆく。
海にはじまりとおわりがないように、現在と過去は繋がっている。過去の出来事は現在とともにある。現在が過去の意味を書き換える。
そして過去と現在が入り混じりながら、すべては未来へと繋がっていく。
さっき打ち寄せた波と、今打ち寄せる波があったとき、それは過去
「海のはじまり」第一話感想 「いちばん好きな花」との比較や責任について
「いちばん好きな花」が好きだったので生方美久脚本の「海のはじまり」を見ることに。
「いちばん好きな花」は人間関係がテーマだった。それぞれが抱える生きづらさは、「こうでないといけない」という規範の呪いのなから生まれていた。その呪いを解くために、それぞれが何かしらの決断をして、関係性が変わることで、居心地の良い場へたどり着く。
「海のはじまり」の映像的な美しさや音楽、言葉のひとつひとつに深い意味を