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【ubisum by ubies】ファイナリストインタビュー:Masaki Nakamura(日本)

アジアを舞台とした「越境」と「共創」のクリエイティブ・トーナメント「ubisum by ubies」。660名のクリエイターがエントリーした予選から、100名が選出された本選を経て、ついに決勝進出を果たした8名のファイナリストたち。彼らに作品の見どころ、メンターとの共創の様子などを語っていただきました!

Q1. 経歴や活動内容について教えてください。
10年前くらいから少しずつネットに作品を出していて、滝本章雄氏ART Lab OMM/PLANT)に声かけてもらったのが活動を始めたきっかけです。8ottoのアー写に作品を使って頂いたり、初個展をやらしていただいたりしました。「グリーフ」grumble grumble / CDアルバムのアートワークとデザインをさせてもらった仕事はお気に入りの仕事となりました。動画では「西瓜女」が世界で320万回再生されて驚きました。ありがとうございます。

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Q2. ubisumの仕組みについてどう思いましたか?

ネット投票制は難しいと感じましたが、敷居が低すぎても良くないので今回くらいの敷居の高さがちょうどいいと思いました。フタを開けると審査員票が大きかったのも良いと思いました。自分にとってはデジタル作品はネットが主戦場なので有利でした。

Q3. メンターとの共創についてはいかがでしたか?
今までダメ出しされる事が皆無だったので新鮮でした。ものすごく的確で鋭い指摘ばかりでした。

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メンター:REX ADVINCULA 🇵🇭
INKSURGE
Co-Founder

Profile
情報デザインの分野で美術学士を持つレックス・アドヴィンキュラは、様々なブランディングやヴィジュアルのプロジェクトに関わっています。また、フィリピンのグラフィックデザインINKSURGEを2002年に立ち上げ、丁寧なリサーチや製品への理解に基づいたグラフィックデザインを軸にパッケージや印刷を含む様々なデザイン領域に積極的に取り組んでいます。
インクサージュが手がけたアートワークはこれまでに海外の出版物にも数多く取り上げられています。代表例: How to Use Images - Lawrence King Publishing (イギリス), Inforgraphics Designing Data (香港), Asian Creatives by Ubies - Pie Books (日本), Best of Disc Art - Rotovision (イギリス), Los/Tres/Los Logos 4 - Die Gestalten Verlag (デンマーク)など

Q4. 本選ラウンドの作品ついて解説をお願いします。
https://ubisum.ubies.net/finalround?artist=50220&mode=main
私は作品に対して「これを表現している!」っていう明確なものは無くて大まかに未来的、エロ、不思議、無国籍等をテーマにして、色彩の美しさや構図を考えインパクトのある作品を目指しています。女の子の写真作品については明確な意味があります。

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Q5. 本選ラウンドでの印象的なレビューを教えてください。
@zzzzzzwkjさんの「ここに出されている作品も彼のキャッチーな作品の一部ではあるが、他にも、昔の左翼sfのようなもっと新しいような戦前のドイツ映画のような作品もあり、僕は、どっちかと言うとそっちのが好きだけども、色々な振れ幅を持った作家さんなので皆様も色々チェックしてみると面白いもわかりません。」というレビューは、よく観てもらえてると思います。色をふんだんに使った作品が代表的で自分に求められてるものでもありますが、色んな作品も見てもらいたいっていうエゴもあります。

@zzzzzzwkjさん レビュー:
https://ubisum.ubies.net/archives/review/e3d5be82de8e0475d4e7478ec26bc94fc84588bc

Q6. 決勝ラウンドでは作品のどんなところを見て欲しいですか?
色彩の美しさ、構図、インパクト。

以下は作品ステートメントです:
自撮り=自分の姿(こうあってほしいという願望、こう見られたい、など) ネット社会と自撮りの関係によります、よく「盛ってる」と言う人がおられますけど、それは実際会った人という事になります。 ネットにはいい事も悪い事も書きますが その人が出した時点で全部、真実です。 なぜなら 嘘だということがわからないから 昔 「嘘を嘘と見抜けない人は掲示板を使う事はできない」って言葉がありましたが そんな人いません だからネット上で作品だすものは真実という考えからです。いくら盛ってようと盛ってなくて構わないです ネットにずっと漂っていくっていう嘘と事実との危うさみたいなのを表現したいからです。人は見る面によって見え方、感じ方は人それぞれ。全てを知る事はできないと思います。

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Q7. 作品を制作する時に聴く音楽は?

cyclo (池田亮司とAlva Not) 実験的でダンス的 タイコクラブで観たライヴはすざましかった。 kyoka 踊れる実験ミュージック、またきれいなお人 Marcel Dettmannはとにかく無駄を省いた音。最高のミニマル。

Q8. 優勝したらアジアのどこに何をしにいきたいですか?
駅や空港を作品でジャックしたい!!

Q9. 一般レビュアーにメッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます。決勝の作品も頑張ったので宜しくお願いします。


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