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【ubisum by ubies】ファイナリストインタビュー:みっちぇ(日本)

アジアを舞台とした「越境」と「共創」のクリエイティブ・トーナメント「ubisum by ubies」。660名のクリエイターがエントリーした予選から、100名が選出された本選を経て、ついに決勝進出を果たした8名のファイナリストたち。彼らに作品の見どころ、メンターとの共創の様子などを語っていただきました!


Q1. 経歴や活動内容について教えてください。
⽇本、埼⽟県在住。合同会社亡霊⼯房所属。2007年から独学で絵を描き始める。010年よりフリーランスで絵の仕事を始め、欧⽶でのコンペディションや有償案件を経て2KGamesやNickelodeonより会社推薦状を獲得。2013年より⾵景画に可能性を⾒出し専念、2017年に東京都にて個展開催。2018年より合同会社亡霊⼯房に所属。主な仕事はアニメ、映像の背景コンセプトアート、CDジャケットのアートワーク、書籍の装画。個⼈制作も⾏っており、⽂明、継承、⼈をテーマに作品を制作。SNSや展⽰で作品を発表している。

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Q2. ubisumの仕組みについてどう思いましたか?
1人のメンターが1人の選手(アーティスト)を選ぶという点がとてもユニークだと思いました。自分を選んでくれた人はどんな人だろうか、なぜ選んだのだろうか、どんな風に考えているのだろうかなどワクワクしました。


Q3. メンターとの共創についてはいかがでしたか?
トーナメントに参加する事、作品を作る上での心構えをアドバイス頂き、私の性分上大雑把な感じの方が生き生きするのであとは放任していただきました。とても丁寧かつ的確に助言していただけてお陰様で本選ではパフォーマンスを十分に発揮できたと思います。出来上がった作品も熱心に見ていただき感想も貰えてとても嬉しかったです。私は学生時代工業系の道を歩んでいて、美術学校には通っておりませんでした。応援してくれる人はいれど、絵について師事してくれる方も同じ志を持つ気心知れた仲間も滅多に作れず、黙々と描いてまいりました。メンターの小林さんには普段聞けないような相談にも答えていただけてとても良い糧になったと思います。

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メンター:Koji Kobayashi🇯🇵
LampLighters’Label
CEO / Planner / Editor

Profile
雑誌『DTPWORLD』『+DESIGNING』にて編集長を務め、2014年に企画・デザイン会社「合同会社ランプライターズレーベル」を設立。デザイン、制作、印刷、写真の分野を中心に、雑誌・書籍の編集・執筆や企業販促物の企画・制作、コンサルティングを手がける。
東京造形大学非常勤講師(デジタル基礎演習)
非常勤講師(ビジュアルデザイン)


Q4. 本選ラウンドの作品ついて解説をお願いします。

本選では自分が表現できるものをなるべく幅を見せられる様にと意識して取り組みました。各作品は日々の生活の中で感じる心の機微をエッセンスとして込めております。色彩とオブジェ、空間の描写が評価されている事は認識しているのでそれら要素が高いポイントで釣り合うバランスを無意識に探しているかもしれません。

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Q5. 本選ラウンドでの印象的なレビューを教えてください。

本選ではレビューに大変恵まれており一つと選べません。具に絵を鑑賞されている事に深く感動しました。様々な視点や考え、捉え方に触れる事ができた貴重な体験です。それらは決勝での作品でお返し出来ればと思います。私は絵を描いている時の多くは無心でただひたすらにキャンバスに念をぶつけている気分です。しかし、レビューを読む事で客観的な意見を見比べた時に何か応えを貰えるという気がしてきます。


Q6. 決勝ラウンドでは作品のどんなところを見て欲しいですか?
自由に見て頂ければ十分でございます。ご質問に対してこのような返しはあんまりだなと思ってしまいますが、私の口からはなるべく言わないようにしております。

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Q7. 作品を制作する時に聴く音楽は?
決勝の絵を描いてる時は常田富士夫さんの『トッピンからげて逃げられて』を繰り返し聴いてました。

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Q8. 優勝したらアジアのどこに何をしにいきたいですか?
今は決勝の絵を描く事で精一杯でその先の事はまだ考えられそうにありません。

Q9. 一般レビュアーにメッセージをお願いします。
まず絵をご覧になって頂きありがとうございます。創作したものに対しSNSやイベント会場で感想や応援の言葉を頂くことはあります。しかし、今回のような場所でレビューを書くことは普段よりハードルが高いかと思います。それでも送っていただけたレビューから私は喜びと自信、そして開拓する勇気を頂いております。絵の制作が始まってからは輪をかけて絵にのめり込んでおります。試行錯誤の毎日です。普段より厳し目に自分と向かい合ってますが非常に楽しんでやれてます1つでも皆さんの目にとまることが出来れば嬉しいです。

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