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【ubisum by ubies】ファイナリストインタビュー: Nut Dao(タイ)


アジアを舞台とした「越境」と「共創」のクリエイティブ・トーナメント「ubisum by ubies」。660名のクリエイターがエントリーした予選から、100名が選出された本選を経て、ついに決勝進出を果たした8名のファイナリストたち。彼らに作品の見どころ、メンターとの共創の様子などを語っていただきました!


Q1. 経歴や活動内容について教えてください。
タイのバンコクを拠点に活動しているイラストレーター・グラフィックデザイナーです。また、Lig goodsの共同創始者でもあります。タイのPRACTICAL Design Studioではヴィジュアル・コミュニケーターとして働いています。日本のアーティストエージェンシーvision trackに所属しています。

クライアントはピーチ・アビエーションPomelo, Panpuri, SCアセット、東洋経済社、Perfect Day Magazine、SONY Vaio、旭化成などです。

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Q2. ubisumの仕組みについてどう思いましたか?

自分にとって初のオンライントーナメント体験です。最初は仕組みがイメージしづらかったですが、参戦するうちに熟知しました。毎年やってくれたら良いと思っています。このトーナメントで大切なことはメンターとの関わり。コミュニケーションは言語の違いもあり少し苦労しましたが、メンターと個人的に知り合えることは自分の成長にとって有益です。


Q3. メンターとの共創についてはいかがでしたか?
僕のメンターは韓国人のYoungeun Heo氏でメールでコミュニケーションをしました。僕は今回の作品に”Embrace your memory”(記憶を抱きしめる)というタイトルをつけ、制作期間がタイトだったためミニマルなやり方を採用しましたが、メンターからの意見をもとに新しい手法を随所に取り入れました。決勝トーナメント用の作品提出までにメンターとは2回話し会いました。

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メンター:Youngeun Heo 🇰🇷
NAVER DESIGN
Design Editor

Profile
大学で映画理論を専攻してからSADI(Samsung art & design institute)でコミュニケーション・デザインを専攻。韓国国内スタジオでGUIのデザイナーとして活動し、のちにデザイン・エディターへと転向した。デザインオンライン媒体の 「デザインジャングル」を経て、現在韓国代表ポータルサイトのNAVERのNAVER DESIGNを運営する「デザインプレス」で国内外のデザイン関連ニュースを発信している。


Q4. 本選ラウンドの作品ついて解説をお願いします。

個人的なジレンマを描いた過去作品をベースに、デジタルコラージュでアレンジをしました。コラージュを取り入れることで、絵画の空間を取り壊し、存在しないものと呼応するキャラクターを作りました。

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Q5. 本選ラウンドでの印象的なレビューを教えてください。

残念ながら自分向けのレビューを見つけられませんでした。


Q6. 決勝ラウンドでは作品のどんなところを見て欲しいですか?

オーディエンスの気持ちに、できるだけ寄り添える作品作りを心がけました。スタイルの点においては、風合いや線の流れでさらに有機的なイラストレーションを目指しました。

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Q7. 作品を制作する時に聴く音楽は?
いつも制作しながら音楽は聴きますが、King KruleのアルバムOOZが気に入っています。

Q8. 優勝したらアジアのどこに何をしにいきたいですか?
場所は限定していませんが、どこかのアーティストレジデンスに行きたいです。違う環境に身を置くことで自分を深めていきたいです。

Q9. 一般レビュアーにメッセージをお願いします。
僕の作品を楽しんでくれたら嬉しいです。



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