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【ubisum by ubies】ファイナリストインタビュー:K.Kirana(タイ)

アジアを舞台とした「越境」と「共創」のクリエイティブ・トーナメント「ubisum by ubies」。660名のクリエイターがエントリーした予選から、100名が選出された本選を経て、ついに決勝進出を果たした8名のファイナリストたち。彼らに作品の見どころ、メンターとの共創の様子などを語っていただきました!

Q1. 経歴や活動内容について教えてください。
フリーランスのイラストレーターです。ブラーパ大学で美術学の学士を取りました。パッケージデザインでのイラストの他に、壁紙にアートワークを描くプロジェクトにも参加しています。

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Q2. ubisumの仕組みについてどう思いましたか?
絵描きやデザイナーに機会を与えてくれる「オープン」なプロジェクトですね。コミュニケーションは少し大変なこともありますが、全体的にとても良い経験です。


Q3. メンターとの共創についてはいかがでしたか?
スムーズにやりとりすることができました。

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メンター:Hei Yiyang
XIANGDEMEI
Founder / Artist

プロフィール:
黒一烊、1975年中国河南省出身、現在中国のアート文化交流活動に最も活躍中の一人です。若手アーティストとして、作品のスタイルは自由で、楽しくて、絵心豊富で洒落ています。設計、現代アート、広告、建築空間、街、社会等の媒体を利用して、各領域を繋げて面白くて、意味深い価値のある作品を最適の表現方法を与えています。
近年、黒一烊は純粋のアート創作に身を投じていました。彼の作品は時間、人文と社会の純粋関係に注目しています。ここ数年、黒一烊は社会学の概念を用いて世界を描きます。アート的な科学と詩趣的なロジックを説明しようとしています。早期作品の重点は如何にアートの実践を社会文化と政治背景に置きます。彼は社会学と他の科学をコラボレーションし、伝統的なアート観念を覆して新たな啓発を生み出します。


Q4. 本選ラウンドの作品ついて解説をお願いします。
本選では、人物、骨、植物、動物といった輪廻転生に由来する要素を描きました。それぞれの場所において「死後の儀式」について信じていることの思いを伝えたかった。それは謎めいていて面白く、こうした儀式は故人の霊をより良い世界に送るのではないでしょうか。

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Q5. 本選ラウンドでの印象的なレビューを教えてください。
一つ目はPranというレビュアーによる投票でした。
https://ubisum.ubies.net/archives/review/73d948f3a69f171f44c1a703ba4d6b750b67f49c
「素晴らしい!あなたの作人は強いスタイルがあり細部を緻密に描いている。そしてそれを見るたびに勇気づけられます。」

二つ目はPatrick Bonによるレビューです。
https://ubisum.ubies.net/archives/review/64446a0810f1dcc192a45866e1b9d71294356d51
「非常に細部を描いている。赤と金色の組み合わせは個人的に大好きです。」

今回は二つだけを選びましたが、全てのレビューやフィードバックに感謝しています。


Q6. 決勝ラウンドでは作品のどんなところを見て欲しいですか?
私たちの世界は非常で残酷な一面があり、それらは長い間、解決されずにいます。

私たちは生活の質を損なうものの影響も受けています。これらは人間が引き起こしたものです。例えば、経済問題、資本主義、メディアでの暴力、自然環境問題、戦争など。 私は、こうした問題を作品に反映させ、人々が考えたり問題の原因に気づいてもらえたらと思っています。 将来、子供たちを傷つけてはいけません。 私自身、以前はこうした問題について悲しくて絶望的でしたが、死の危険に晒されることなく質の高い生活を送ることができるより良い変化を見たいと思います。

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Q7. 作品を制作する時に聴く音楽は?
普段は「メディテーション系」と「メタル系」を聴きます。好きな曲は"Fit For An Autopsy - Black Mammoth”です。


Q8. 優勝したらアジアのどこに何をしにいきたいですか?
日本には私が大好きなアートを紹介する美術館がたくさんあるので、ぜひ日本に行ってみたいです。私は山本タカト氏が大好きです。彼の作品は本当に素晴らしい。独特で日本の精神世界を取り入れていると思います。そして日本文化が好きなので日本で勉強がしてみたいですね。平和な日常、人々、また日本の美術や文化について勉強をして自分の技術を上げていきたいです。


Q9. 一般レビュアーにメッセージをお願いします。
皆さん、ありがとうございます。あなたの感想を共有してくださることが嬉しいです。これからも作品を創り続けます。決勝トーナメントでお会いしましょう。

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