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【ubisum by ubies】ファイナリストインタビュー: Phantansien(インドネシア)


アジアを舞台とした「越境」と「共創」のクリエイティブ・トーナメント「ubisum by ubies」。660名のクリエイターがエントリーした予選から、100名が選出された本選を経て、ついに決勝進出を果たした8名のファイナリストたち。彼らに作品の見どころ、メンターとの共創の様子などを語っていただきました!

Q1. 経歴や活動内容について教えてください。
インドネシアのイラストレーター、アニンディアです。”Phantansien”(ファンタンシエン)の名前で仕事をしています。過去の題材からヒントを得たものを現代のポップカルチャーを投影して表現しています。直近では、インドネシアのクリエイターがアートなマスクを創り医療従事者やマスクを必要としている人々へ届ける”Masker Untuk Indonesia”というプロジェクトに参加しました。(https://www.maskeruntuk.id/

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Q2. ubisumの仕組みについてどう思いましたか?
私の場合、メンターと話す機会を得ることが出来なかったのですがコミュニケーションが難しいと思いました。もっとメンターとクリエイターがコミュニケーションを図れるような策が必要ではないかと思います。


Q3. メンターとの共創についてはいかがでしたか?

残念ながらメンターとの会話も共創もありませんでした。

Q4. 本選ラウンドの作品ついて解説をお願いします。
https://ubisum.ubies.net/finalround?artist=50682&mode=main
本選で出展したのは”Somniorum(ソムニオラム)”というタイトルの作品です。ソムニオラムとはラテン語で「夢」を意味しますが、どちらかと言えば個人が持つ信条や考え、願望などのニュアンスがあります。私たちは、寝ている時に見た夢でラッキー・アンラッキーを予測してみたり、現実世界で起きることが夢に出てくると捉えがちです。私にとって「夢を見る」ことは生きていることの最大の喜びであり醍醐味です。それをファンタジーに表現しました。すべてデジタルで制作です。

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Q5. 本選ラウンドでの印象的なレビューを教えてください。
ミッシェル・シェリナさんと、南景太さんからのコメントが印象的でした。二人ともイラストレーターで、私が好きな方々なのでとても光栄でした。

ミッシェル・シェリナさんのレビュー
https://ubisum.ubies.net/archives/review/101fec5f7b99c5b78f7c35e4252a70760ea64cf8

南景太さんのレビュー
https://ubisum.ubies.net/archives/review/3911a3d4bef30712a58abd1343a724399dc4defb

Q6. 決勝ラウンドでは作品のどんなところを見て欲しいですか?
私自身、古代ヨーロッパとイスラム黄金時代の歴史に惹かれており、これらの時代のトリビアなどを作品に反映しました。占星術と特に古代ローマの多神教神話が盛んだった頃の時代です。

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Q7. 作品を制作する時に聴く音楽は?
この決勝トーナメントの制作ではジャズピアノ・トリオのライブレコーディングをよく聴きました。‘star’, ‘moon’, ‘blue’を作品タイトルに反映させています。

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Q8. 優勝したらアジアのどこに何をしにいきたいですか?
アジアには魅力的な地域がたくさんありますが、一つを選ぶとしたらインドかな。インドにはとても素晴らしい壁画やミニチュアールがあり、自分の作品のスタイルを追求していく意味でも大変重要と思います。幸運にもグランプリに選ばれたなら、ぜひ行ってみたいです。憧れのムガル絵画をこの目で見たいです。

Q9. 一般レビュアーにメッセージをお願いします。
まずは皆さんが安全で健康であられますように。またクリエイティブな物事に触れることによって、ストレスや心配事を解消してください。クリエイティブなアート作品は私たちの心を平常に保ち続けてくれます。

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