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ubies Newsletter

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アジアのクリエイティブカルチャーやマーケティングの最新の動向について、月イチで配信するニュースレター "ubies Newsletter" に掲載されたコンテンツを、noteでも…
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2021年11月の記事一覧

誰かの人生のドラマ - ubies 庄野裕晃のコラム

言葉の壁は大きく、才能があっても海外で活躍するクリエイターは限定的だ。しかし語学に長けたクリエイターが、必ずしも国を越えて仕事ができているわけではない。越境しチャンスを得るためには、他に何か大切なことがありそうだ。 若手絵本作家の鹿島孝一郎さんは、インドネシアのグラフィックデザイン領域における第一人者 Ignatius Hermawan Tanzil さんに見出され、彼が運営するアートスペース"Dia.Lo.Gue"で開催された”Ruka Rupa Rasa”展に出店作家と

いま日本に紹介したいアジアのクリエイターを毎月ピックアップ!10月のProspectiveは 🇮🇩 Eko Nugroho

Prospective いま日本に紹介したいアジアのクリエイターを毎月1組ピックアップする ubies Newsletter 内の企画。今月の選者は、インドネシアの Ignatius Hermawan Tanjil Ignatius Hermawan Tanjil によるイントロダクション : ミレニアルズ、あるいはインターネット世代と呼ばれる、民主化後の若い世代のアーティストであるエコ・ヌグロホは、過去30年のインドネシアの社会や政治における急激な変化を目の当たりにしてき

アジア4ヵ国から届いた10月の越境ニュースキュレーション!クリエイティブカルチャー、マーケティングの最新情報 ( 2021 )

アジアのクリエイティブカルチャーやマーケティングの最新の動向について、月イチで配信する ubies Newsletter より、ubies Alliance Members を中心とした各地のパートナーが自国のニュースを紹介する News Curation のコーナーを、noteでもお届けします。 🇰🇷 韓国 済州島と日本のローカルカルチャーの出会い - D&DEPARTMENT JEJU - Content : 済州島に行くと"d"の形をしたロゴの前で並んで写真を撮る

あなたはどこにいるのか - ubies 庄野裕晃のコラム

1990年の始め頃、就職を先延ばしする免罪符を得るかのようにワーホリビザを取り、カナダのトロントに滞在していた。そこには、後の人生に多大な影響を及ぼす邂逅が待っていた。サンフランシスコから来た背が高く面長なマイクと、オーバーサイズのスタジャンを着こなす小柄なキャットのふたりとの邂逅だ。 ある日彼らに「トロントを皮切りに世界中でレイヴを開いて回るんだ。一緒にやらない?」と誘われ、好奇心だけで仲間に加わり、割れた鏡とロフトのベッドしかない彼らのアパートに転がり込んだ。外壁一面に