見出し画像

Ubie事業をアクセラレートするUbie Acceleratorのカルチャーガイドを公開します

Ubie のコーポレート機能を担う組織である「Ubie Accelerator(以下UA)」にて、その機能をより高めるべく策定したカルチャーガイドを公開いたします。この記事では、本ガイドを策定した背景とその成り立ちについてご紹介します。UAに興味を持ってくださった方にご一読いただければ幸いです。

UAの全容については、 Advent Calendar2日目の Ubie Corporate のご紹介 〜
フラットで自律性を大切にする組織づくり〜 をご参照ください。

※2023年5月よりUbie CorporateはUbie Acceleratorへ名称変更しました。
過去資料についてUbie CorporateまたはUCと記載がある場合がございますこと、ご了承ください。

この記事はUbieCorporateアドベントカレンダーの25日目(12/25)にエントリーしています。

Why: なぜUbie Acceleratorのカルチャーガイドを作ったのか?

Ubieは「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッションを掲げており、その達成のための手法として組織のカルチャー醸成を重要視しています。
ミッション達成のために事業があり、Ubieではその推進あるいは支援する組織が機能別に分離設計されています。それぞれの組織が期待される機能を発揮するためには、組織内メンバーが行動指針に基づきぶれないようにする必要があります。この一連の組織特性をカルチャーとして醸成することで、いわゆるOSのようにメンバー全員にインストールされた状態とし、全メンバーが活躍できる環境を創り上げることを目指しています。

Ubie組織図

UAは2022年夏に発足しましたが、当時UAでは組織設計とバリュー、行動指針の詳細が定められていないことから、UAメンバー間での共通認識が持ちづらく、働き方が難しい時期がありました。
その後速やかに組織設計したことでコミュニケーションラインが明確になり、大幅に状況が改善されました。一方でUA機能を実現するバリューと行動指針は未整備であったため、人員が増員された環境下でも各メンバーがさらに活躍できる環境とするべく、それらを定めカルチャーガイドを策定いたしました。

What: Ubie Acceleratorのカルチャーガイドはどんな構成か?

前述の通り、カルチャーは自然と醸成された結果として存在するのではなく、どうなりたいかを組織のメンバーがミッションからブレイクダウンして設計しています。
具体的にはミッション > 事業 > 組織 > バリュー > Do’s and Don’tsとしており、カルチャーガイドの章立てもその順序にて構成しています。

カルチャーガイドの構造

ミッション、事業はUbieの各組織共通の内容です。一方で組織、バリュー、Do's and Don’tsの項目については共通の内容もありつつ、UA特有の要素を組み込んでいます。各項目の構造をご紹介します。

組織について

各組織に求める機能を解説した上で、UAについて求める人物像(Corporate Ubieness)と組織設計の考え方(独自のホラクラシー、評価なし・業歴連動報酬など)を掘り下げており、その構造理解を促しています。

バリューについて

UAではUbie共通のバリューに加え、コーポレート機能を有するUAだからこそ必要とされる固有の価値観についても定めています。この項ではUbie共通のバリューとUA固有の価値観を両方記載し、UAが満たすべきバリューの全量を明示しています。
以下ではUA固有の価値観をご紹介します。

個人としては成熟しており、チームとしては支え合う
「専門性を持ち自律的かつ柔軟に動ける人々が集まっていること」はUAの組織の前提。まずは個人として自律的に自分を支え、頼られる存在になろう。
また、個として自律しているからこそ、常にチームとして成果を出すことを意識しよう。困った時には助けを求めよう。気持ちよく助けよう。

理解力と想像力
全社アクセラレートのためには、事業・組織・仕事・人への理解が前提となる。適切に情報収集し、事業構造や組織の理解に努めよう。価値観の異なるあらゆる組織と関わり成果を出すためには、想像力を働かせよう。
相手の目標や価値観を想像できれば、成果の出し方が見えてくる。

組織を自分達で創る
自分達の働きやすさは自分たちが一番知っている。自分たちでひとつひとつ組織の課題を解決し、自分たちなりの最高な組織をつくっていこう。管理されず、自分たちで意思決定できるUAであり続けよう。
誰かの仕事ではない。一人ひとりにその責任と権利がある。

【公開版】Ubie Corporateカルチャーガイド_1.0より一部抜粋

Do’s and Don’tsについて

定義されたバリューに基づき、UAメンバーがするべき行動(Do's)、してはいけない行動(Don'ts)が対比となる形で具体例と理由を交えて解説し、行動指針を実践するためのイメージ想起を促しています。
文章がやや長いですが、UAメンバー間での認識齟齬をなくして共通見解を創り上げる目的で、それぞれの項目を具体化して解釈の揺らぎをなくすようにしています。ただしイメージ想起しやすくする工夫として、キャッチフレーズを挿入しています。

whyと専門性を共存させるキャッチフレーズの例

How: どのように策定した?

前述の通りUAにおいて人材要件や組織設計はすでに整備していたため、バリューとDo’s and Don’tsについて整備しました。

バリュー整備について

UAのカルチャーガイド策定と同時期に、Ubieでは組織間にコンフリクトが発生しうる状況を改善すべく、組織毎のバリューを廃止し全社でのバリューを策定する動きがありました。UAもそのバリュー策定に携わり、カルチャーガイドに反映しています。詳細は弊社久保の記事をご参照ください。

Do's and Don’ts整備について

Do’s and Don’ts は現在メンバーが行動している状況を総和した形で作るものではなく、必要な機能から逆算してUAメンバーとしてあるべき姿を設計します。その特性上、決定した内容については自身が共感する内容のみならず全ての項目を徹底遵守しつつ、必要に応じて見直しをして進化させていく内容となります。
UAは全員で組織を創ることを大事にしているため、UA全員からその理想像について意見収集し、ワークショップでの議論を重ねました。

2022/08: UAにて初めて開催したオフサイト(社外の会議室を借りて実施)にて、UAメンバーそれぞれが考えているDo’s and Don’tsについてワークショップ形式で洗い出し。

miroでワークショップし意見をカテゴライズ

2022/10: 全社で統一したバリューを作る方針となり、そちらにジョインしてバリューを策定。
2022/11〜12: オフサイトと全社で策定したバリューを踏まえ、UAの有志メンバーにてDo’s and Don’tsの素案をnotion上に作成。そちらに非同期でコメントを収集しつつ、UA内のミーティングでグループディスカッションを実施し意見を集約。意見を反映させた形で代表2名(阿部,久保)がレビューして初版を完成。

notion上でコメントを非同期収集

進め方の振り返り

非同期で収集したnotionコメントは150件以上あり、ワークショップであがってきた意見も多数あったことから、このDo's and Don'tsに対して重要と捉え当事者意識を持って策定しているUAメンバーが多いことがわかりました。
一方で背景説明が不十分なシーンもあったことから、重要であることは理解しつつなぜ今策定しているかを理解していないメンバーが一時期いたことも事実です。まさにカルチャーガイドで掲げている“Trust & Ownership”の
芯をとらえた情報の受発信を今後UAとして強化していく必要があります。

最後に

Ubieの事業推進をアクセラレートするために、UAメンバーがより全力で迷いなく活躍できる環境を整備する第一歩としてカルチャーガイドを策定しました。次のステップとして、策定したカルチャーガイドを元に行動指針をUAに浸透・実践されている状況を醸成し、組織の成熟度を高めていきます。
カルチャー浸透に向けた活動はすでに動き始めており、その内容については後日また別の記事にてご紹介しようと考えています。

We're Hiring!

Ubie Corporate組織について少しでもご興味をお持ちの方は、カジュアルにカルチャーや人材に関する考え方についてお話しできればと思いますので、ぜひこちらのフォームからご連絡ください。

具体的な募集については募集要項をご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?