【対談】Ubieコーポレートメンバーが推進する社員の生産性の高め方
Ubieでは、全体を統括するUbie Headquartersと、各領域の執行責任を持つ4つの組織(Ubie Discovery、Ubie Customer Science、Ubie Pharma Consulting、Ubie Corporate)を有しています。
4つの組織の中でその名の通り、Ubieのコーポレート部門を担っているのがUbie Corporate(以下、UC)です。
今回はファシリテーターにコーポレートエンジニアのtamosan、インタビュイーに法務のYuki、総務のmaouを迎え、コーポレート部門の対談をお届けします。
盛田崇弘(以下、tamosan):はじめに、2人は入社してどれくらい経つ?
平山有輝子(以下、Yuki):私は2021年9月入社だから9ヶ月くらい。
元々前々職で、法務としてIPO準備を経験したこともあり、もう一度その経験を活かして組織を強くしていくような法務をやりたいという気持ちからUbieに入社したよ。
入社前にUbie社員のnoteを読んでいて、管理のない組織に憧れと期待を抱いて入った!
ちなみに、そんな管理のない組織での法務についてnoteも書いているので参考までに
相澤真央(以下、maou):私は2021年11月に業務委託としてジョイン。
とは言っても当時、総務専任がいなかったのでフル稼働していて、翌月には社員として入社。文化祭の前日感を好むタイプなので、そのワクワクをUbieに感じて入社を決めました。
私も入社前にUbie社員が発信しているnoteを読み込んでいましたね。
tamosan:UCってどんな組織?
Yuki:UCは法務、総務、労務、情シス、経理、広報、MOなど一般的にコーポレートと呼ばれる職種の集まりで、アルバイトの方も入れると現在20名くらいの大所帯。
maou:コーポ全体の仲は良いよね、出勤してたらみんなでランチ一緒に行きましょ〜ってなるフランクな間柄だよね。
Yuki:うん、そしてみんな適度な距離感を保った大人な関係を築けていると思うな。
maou:最近メンバーも増えて体制が固まってきたことで、これまでよりも一層チームで目標を達成しようという意識が強くなった気がする。我々が舵をとってやっていくんだ!みたいな感覚がそれぞれに芽生えているように感じるよね。
tamosan:実際の業務で関わることはある?
Yuki:それぞれの部署が専門性が高いので、週に1回meetでミーティングする場を設けて、各部署が何をしているのかを可視化したり、UC内で連携すれば解決できることを相談し合ってる。
実際に、自分たちが抱えている困り事を報告したことをきっかけに、UC全体でプロジェクトが動き出すこともあるよね。
maou:ミーティングの場だけでなく、別チームの目線が欲しい時や相談したい時はSlackでメンションし合っているし、もっと言うと、自分宛にメンションがきていなくても自分に関係ありそうなチャンネルは追っていて、疑問や質問が発生したら分かる人がすぐに答えると言う文化ができているのが特にUCならではなのかな。
Yuki:そうだね。気付いた人が対応するという意識がお互いあるから、持ちつ持たれつの良い関係が保てていると思う。
tamosan:このメンバーで助け合っていった事例だと「DocuSign」の導入があったよね?
Yuki:そうそう。元々は別の電子署名ツールを使っていたけど、海外展開や製薬業界でのシェアの高さなどふまえて変更を決意。前ツールの更新のタイミングでDocuSignの導入に踏み切ったけど、やはり新しいツールを導入するのには手間取ることもあり、2人には本当に助けてもらった!
maou:UbieのSlackカルチャーに馴染ませるためのフローには苦労したよね。
普通だと「DocuSignを導入しました。通知機能はメールを使用しているのでメールを確認してください」で済むけど、Ubieの場合は基本的なコミュニケーションはすべてSlackを使用しているので、その目線での使いやすさを考えなければならない。なので、SlackにDocuSignをどう連携させて、みんなに契約書の進捗状況をいかにスムーズに把握してもらうかが重要だったな。
Yuki:そのあたりは結果的にtamosanが解決してくれて、私たちはその他の運用についてもっと時間を費やすことができたよね。お互いの得意・専門分野で助け合った一例だったかな。
この時、特に感じたのはUCには課題が上がった時に、そのままにせずに課題を共有する文化があるということ。
例えばDocuSignにおいて、法務は送る側、総務は受ける側として相対する立場で何に困るのか、どこで躓くのかを共有できることで同じような課題が受け取るお客さまの方にもあることが分かるし、1つ1つ課題として認識し解決することができるので、手戻りも少なくスムーズに進められた印象。
この文化って、すごく重要だと思うな。
tamosan:その他に行ったプロジェクトってどんなものがあったっけ?
maou:法務との連携でDocuSignがあったけど、もっと全社的なところで言うと「バクラク申請・経費精算」という承認フローの導入があるかな。元々、承認フローはSlack上であったけど、IPOを見据えて承認フローや承認項目を細かく設定して管理できるツールがほしいよねということで、導入に至ったと言う経緯。
経理がすでに請求書回収で導入していたツールと連携させることが可能で、経理、労務、その他コーポレートが持っていた課題をすべて実現できるのがバクラクだった。
導入の流れは、職務権限基準表を元にバクラクのフォームや経路の設定を情シスと総務が手を動かし、出来上がったものを労務や法務がテストし、と全チームが協力しあって作り上げたよね。
導入時の工夫としては、先ほどYukiiさんが言っていたUC文化の良いところにもあったように、導入のためのワークフロー定例を設けて常に困りごとを共有し、解決し続けたこと。これは現在、導入後のメンテ期間も同様に継続しているよね。
運用することで気付くことって実は多くて、そこを柔軟に対応できるかがとても重要。修正は毎日のようにあるけれど、それを留めずにスピードを持ってやれているUCメンバーはすごい!と思う。
tamosan:いいね!UCの文化にはどんな特徴があるかな?
maou:確かにスピード感を持って業務を進められるのはUCと言うよりUbieならではかも。
誰かの顔色を伺い、やっていいものかと悩む時間は全くなく、必要だからやるんだ!で皆が付いて来てくれる。
必要と感じたらエビデンスを提示して提案すれば良いし、不要なやり取りは飛ばしてコミュニケーションが取れるのは、皆が問題だと考えていること、ここはどうにかした方がいいという目線、目的意識が一緒だからこそだよね。
Yuki:情報が透明であることも早さの一つ。
先ほど言ってた通り、UCの皆は自分宛のメンション以外のやり取りにも目を通しているため、問題意識やお互いが今何をやっているかを理解できていて且つ、情報の所在も把握している。この組織しか持っていない情報と言うものがほぼ存在しないので、目線が合いやすいのもスピード感を保てる秘訣だと思うな。
maou:情報の透明性があるからこそ、全員が同じ情報量なのでフラットな関係でいられることも良いことだよね。
Yuki:トラブルやミスがあった時の伝え方も素晴らしい!
もちろんミスがあればきちんと伝えてくれるけど、それが責任追求ではなく「ここにこんな不備がありそう」とフラットに伝えてくれる。
指摘された方も「ありがとう、じゃあどうすればベストだろう?」と相談しやすい関係性が築けているって感じるな〜。
maou:確かに、これまでミスはやった人に原因があるはずと言う考え方で仕事をしてきて、怒られるからミスしてはいけないという精神的な苦痛を抱えていたかも。
Ubieではドンマイドンマイ!で済ましてくれるので心理的な安全性が保たれていると感じる。誰かが責任を取らなければならないことはもちろんあるけど、そこに悲壮感がないのは周りのフォローがあってこそ。
Yuki:結果的にミスした時にすぐにお互いに遠慮せずに指摘しあえるのは強みだよね。自分もミスを早く口に出すことで、周りもすぐに協力してくれるのでリカバリーも早い。こういう好循環がUCにはできているかな。
tamosan:今後、UCはどんなチームでありたい?
maou:今の良さを現状維持しつつ、拡大したいとは思っている。
「UCもUbieっぽいね」って言われたい。いわゆる管理部門っぽいではなく、スタートアップの伸び伸びとした柔軟なコーポレートでありたいな。
これからも失敗を恐れずに学習の機会だと思って挑戦していきたいし、まずは一歩を踏み出すことを大切にしていくようなチームでありたい!
Yuki:そうだね、姿勢として守りだけじゃなく、ガバナンスを効かせつつも前向きに冒険心を持っていきたいよね。
役割は違えどUCとしては皆同じように考えていると思う。これから拡大するにあたってメンバーになる人も、その部分を一緒に楽しめる人に是非来てほしいね。
maou:今のUCの良さは、チームの雰囲気が大事だと意識しているメンバーが集まっているからこそだと感じているので、同じ姿勢の方と今後も働きたいな。
Ubieでは社員数が200名を超えた現在も、評価や役職のない組織などチャレンジングな組織づくりを行っていますが、今後Ubieが目指している世界を実現するために、メンバーの生産性を最大限に高め、組織拡大やIPOを見据えた管理体制を整えることはコーポレート部門の極めて重要なミッションです。
このnoteを読んでUCについてもっと知りたいと思った方やエントリーを希望する方はこちらをご覧ください。
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