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雨の日は配達員にとって稼ぎ時か、それとも休日か【フードデリバリー日記二十九日目】

配達員にとって雨の日をどう捉えるかは両極端に分かれると思います。


安全の為に休日にする人

稼ぎ時だと考え配達する人


どっちも正解で、何を重視するかの違いでしかありません。

配達員始めたての頃、私は後者のタイプでした。

ゴアテックスのウェアやレインブーツ等を買い揃え、雨の日を今か今かと待ち望み、待望の初めての雨クエストの日にはワクワクしながら配達へと向かいました。

実際高単価&爆鳴りで滅茶苦茶稼げて「雨サイコー」なんて思っていました。


しかし現在の私は、雨の日には絶対に稼働しません。

と、言うのもある日雨の日に配達をしていたところ事故ったからなんですね。

割と大通りを走行中、交差点に差し掛かった時、今でも忘れないんですけど水色の軽自動車が強引に右折してきたんです。

こっちも一応万が一に備えてある程度減速はしていたものの

「そのタイミングで右折する!?」

みたいなタイミングで右折してきた為、慌てて雨の日だと言うのに急ブレーキをかけしまったんですね。

当然スリップし交差点で転倒。

右折した軽自動車はこっちに目もくれず行ってしまいました、多分自分のせいでこっちが転んだとすら思ってないと思います。

むしろ強引にブレーキ掛けないで横っ腹に突っ込んでやった方が良かったんじゃないかと今は思っていたりもします。

その後しばらく激痛で起き上がれず、そんな私を見かねたのであろう、恐らくは通行人の方が私を起こしてくれました。

配達中だった為サポートに連絡、当初はなんとか受けた配達はしたかったのですが恐らく商品は破損しているだろうと思いその旨を伝えました。

が、サポートは「外見を確認して目に見えて零れて無ければ配達してください、外から見て零れてなければそれは通常です」との指示。

一度は了承した物の、あまりにも身体が痛くて運転も厳しそうだった為、再度サポートに連絡して正直に身体が痛くて配達は出来ないと伝えキャンセルして貰いました。

その後激痛を堪えつつかなりゆっくり運転してなんとか帰宅、バッグを下ろしそのまま病院へと向かいました。

余りにも痛かったので予想はしていたのですが、肋骨を骨折してしまっており、それから2ヶ月近く一切配達が出来ない状況になってしまいました。

後ほどまたウーバーから連絡が来た為、正直に状況を伝え被害者等は居ない事と、雨によるスリップでの自損事故である事を伝えました。

ウーバーの保険を使うとアカウント永久停止

なんて噂もあったので、保険は使うつもりは無かったのですが、虚偽通報で無く本当に事故である証明をする為、診断書等は一通りウーバーに提出しました。

事故の詳細報告をしている数日間はアカウントが停止になっていましたが、その後は復活。一週間後位にウーバーから電話があって保険使える案内は来たのですが、永久アカウント停止が恐くて辞退させて頂きました。

バイクも傷つきました

アウターもボトムも破けたので捨てるハメになりました

病院代もまあまあかかりました

稼働も2ヶ月近く出来ませんでした

何よりアバラが折れてしまったので寝る時は激痛、起き上がる時も激痛、くしゃみや咳をしても激痛、何もしなくても痛い

そんな感じになってしまいました。

それがトラウマになってしまい、現在の私は雨の日に配達なんて絶対に考えられないのは勿論、交差点で右折待ちの車がいる時は事故前よりも大分減速&少し左側に寄る習性が出来てしまいました。

誇張抜きで雨の日は

自分以外の車がみんな自分を事故らせようとしている

位に警戒しておいた方が良いかもしれません。

今週は雨の日が続きますが、稼働の際にはくれぐれもお気をつけ下さい。


頂いたサポートは稼働の装備を整えるのに使わせて頂きます。