#5 UBER配達員が暴行を受けた話(そして警察の捜査が進み始めた)

供述調書を提出しました


忘れた頃に連絡が

8月某日、もはや見慣れた番号からの着信があり、調書を取るということで警察署へ。
現在既に刑事手続的なものは完了していて、予想していたとはいえ、やはりそんなもんか。という結末にもなったので、ここからはもう気を遣う必要もないのでゴリゴリ書いていきたいと思います。

ここまで割と殊勝に警察にも配慮した書き方をしてきましたが、警察の対応も相当に酷いと感じることが少なくなかったので、その辺りも含めて。

その前に

前回、なんとか無事に被害届を出すことができたと書きましたが、実はそこに来るまでもいろいろありまして。
まず、事件当日から「証拠がないなら被害届は出せない」と駆け付けた巡査に言われたのを筆頭に、「上司に相談します」のたらい回し、担当者がコロコロ代わり進捗を聞きたかっただけなのに電話に出るなり「おたくこれ手続き進めてUBER内で立場悪くなってもいいの?」と暗に被害届を出すのを諦めさせるかのように高圧的な態度で30分近くも口論状態で、UBERへのデータ開示請求が大変だというのを愚痴られたりして「淡々と仕事してくれればいいですよ」とか言い合ったりして、たらい回しで当たる捜査官がそんな感じだったので、苦情申立てたりして、課長さんだかから電話があり「今後は担当者固定で定期的に連絡させます」と言ってたり、こちらも状況詳しく説明しようとしたら「そんな複雑なもんじゃない単純な事件なんで大丈夫ですよ」とか、じゃあここまでせな何も動いてくれないのは何?と言いたくなるようなことがあったにも関わらず、それも被害届を出す時に担当した人と現場状況写真を撮ったりなんだした後に、連絡の件を確認すると「いや、連絡は動きがあった時だけですよ」と言われて、話が違うと思ったものの、とりあえず手続きが進むのであればいいかと飲み込んだりとか。
いろいろあったのですが、それも詳細はとりあえず置いておいて。

UBERは法執行機関向けのサイトがあるのですが
https://lert.uber.com/s/?language=ja
それが署の方針などのために利用できないとか、こちらからすれば関係ないことですし。
こちらは恐喝などで進めるつもりが「暴行で進める」としたのも警察ですし、なのにUBERからどういった情報を得たのか知りませんが、おそらくこちらの言い分と相手の言い分とを見て、「UBER内での立場が…」とか言われても、警察というか一般の会社組織とも違う配達員の立場は何度も説明しようとしても、ああいう組織の人はどうにも理解ができないのだなというのが率直な感想というか。
個人事業主の働き方とかもわかってないと様々な場面で困りそうだな、と感じたり。

警察から釘を刺されるというのも、要は「相手も被害届とか出したらあなたも被疑者になりますよ」というので、事件の日にも比較的冷静な警察官の方からは「それ相被疑って言うねんけどな」と雑談のように聞かされたりもしてわかっていて。バイクを当てられたなどといって被害届を出すというのなら、それは全くの虚偽であり、その場合は立証責任は相手側にあり、そこで例えば映像があるとかいうのであればバイクが当たった場面というのは存在せず、逆に商品を投げたのは私ではなく相手側だということを立証できることになるので、こちらは困らないのでどうぞ。
といった趣旨は一番最初の段階で盛り込んでいたので、ずっと「面倒なことになりたくなければ取り下げろ」って圧力のように感じてたんですけどね。
(その辺りがタイトルの副題的なものに繋がる)

と、まあこの話も置いておいて。
そうした紆余曲折ありながら、調書を取ると電話口で話してくれたのはまた違う担当者で、正直「またか」と思って、今度はどういう人なのかとこちらも構える部分はあったのですが、結論から言うとこの人が本当に話のわかる人で。

いわゆる事情聴取(調書作成)

またこちらが気を張って対応しないといけないかと思い出向いた警察署で、こちらも聞き取りで「そうじゃなくて」と訂正しながらで話が進まないのは手間だったので、こちらの主張をまとめたて持参したものを元に調書をまとめてくれていて。

どうしても自分でまとめようと主観が強くなってしまうところなども、うまく書いてくれてたりして、「そうそう、そういうこと」と思いながらほぼ訂正する部分もなく進み。
その中で、こちらがUBERのチャットでやりとりしたり、2人出てきて話の中でこいつが注文者で、お前誰やねん。と思ってたりした部分が判明したり。
バイクにまたがりながら前に突っ伏すぐらい後頭部を激しく殴打された、としか思えないのに、すっとぼけて「お前が警察呼んでくれ言うから呼んだったんや」とか意味不明なこと言ってたのも、おそらくこういうことだったんじゃないか。とそういうことなら理解はできる。という話をしてもらえて、ようやく自分の中であの日本当に意味がわからなかったことの全容が見えてきたところで、ようやく合点がいったりして。

「あー、なるほど。そうか、そういうことか」とこちらが事態を理解できたことに対するカタルシスもあって納得してると
「じゃあ、もう取り下げますか?」と冗談っぽく言われて、そういう良い具合のフランクさがある方だったけど、それもそれまで他の捜査官からも散々感じてきた面倒くさいことしやがって的な本音なんだろうなと思って、自分の方も
「あー、うーん」と考えてしまったりして。
「まあここまできたら進めますけどね」とすぐ返されはしたけど、まあ言ってしまえば、ほぼほぼ一人のやつが意味わからんことしてただけで、むしろそいつへの怒りが増しただけなんですけど。その辺はまた別の機会にじっくりと。

途中、相手の素性を知らなかったことから、顔写真がいくつも並んだ中からこの人です、とやる面割りとかもやって。
まだこの時点では相手方には何の連絡もいってなかったようでしたが、おそらくそれが免許証の写真で。何となく、これ自分も何かで調べられたら、こうやって免許証の写真とかが使われるんだろうな。なんてことを思ったりしてました。

まあマイナンバーがどうとか、それでプライバシーがとかって言われたりしますが、人が運用してる以上、こうやって何かあった時には使われるものなので、基本的にそういう個人情報なんてあってないようなもんだと自分は思ってたりするんですけどね。(余談)

と、そんな感じでサクサクと手続きを進めていると、隣も何かわーわーやってて、自分は「何か言うてはるな」ぐらいで聞き耳たてたわけでもなかったけど、そしたら「気になっちゃいますよね」という感じで言われて、全然内容とか聞いてなかったけど、他の合間にする雑談で現場の警察官がきちんと手続きへの理解があって説明できてれば、とか言ってくれはしたけど、この人も本当の意味でのこちらの気持ちなんて。
と、ここにくるまでにどんだけと思う部分は飲み込んで、普通に話が通じて手続きも進めばそれでいいんですよと。

まだ終わりじゃない

いうことで、事件から約半年が経過し、これでようやく送検です。(ここからまた1ヶ月以上かかってます)
まあ自分の住んでるとこと同じで地方都市ではありますが、それだけにそれなりに人口もあるのが集中しているようで、これだけの時間もかかるし警察官の方も大変ですね。
というのは理解できますし、それでも事件が起これば法治国家ではこうするしかないわけです。

なので配達員の方は事故とかでも本当に気をつけてもらいたいというか、これだけ面倒くさいし、避けられるものなら避けてもられえば。
というところで、この調書を取ってもらう中で見えてきた事件の真相というか、それでも捜査してもらったことでわかったことと、おそらくこういうことだったのだろうということ、そしてその後ということで次回以降まとめていきたいと思います。

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