黒石@兄弟G.D.V.
瞑想中に見たものや宗教的作品から得たインスピレーションによって組み立てられた散文詩
雑記とか覚書とか──
実体験の怖い話。実体験なのでオチは無い。
タイトル通りの夢日記!!
エーテリック・ライト 其は黄金の夜明けの教義 人の生活の欠片がヴェールを裂き 真に重要な関心事へ導く不完全な光 ヴェールの先のブレーンに漂う巫女に影は無く 放出された光に影が無い様に己の影もまた無い 然れど巫女の口するところ 物質界からの光を遮り 己の姿を隠す者在りと云う 巫女はその者を畏れるが故 光の者を神として崇め奉る 然れど光の者を思う 淡い桜色の巫女こそが真の神と信ずるが 巫女のことを思い押し黙った。
人影は"音"を以て錬金術師を試す。 其の音はキリスト的統一の慈愛であるが故、 作業者は恍惚とした精神の高揚を知るだろう。 然れど"人魚"もまた彼女らと同じ美しさ 肉体の高揚を齎すが、己の欲に溺れ、 そこに教えが無いことを知るのが利口である。 一節「錬金術の世界 図83への注釈的詩篇」より抜粋 人影、即ち"人間"は象徴主義において錬金術師が新しい象徴を解釈する手助けをする存在を指す。同様に人魚もまた似た性質を有する。 しかし人魚が導くのは正しい解釈とは真逆の方向であり
桜並木 朱い番傘片手に佇む白い影 今昔変わらぬ紅白衣装に 大きな髪飾り 表情は昏く 黄昏時の夕闇を思わせる 桜散り 巫女は誰を思う 余は亡き妹の怜を思い 巫女は影と言の葉交わす やがて番傘に隠れた白い影は桜並木へと消え 朱い影 巫女は振り返り 余をしっかりと見て 傍に寄り添うた 戻りましょう── 透明なその声で彼女は言った
黒石の知る限り5年に以上は続いていることなのだが、深夜に実家の中をナニかが徘徊しているのだ。 エスバットの実践などの都合上、どうしても深夜2時半ころまで起きていることが多い。すると2時半前後に必ず1階から2階に上ってきて、黒石の自室をノックするナニかがいるのだ。 また2時半に静かにしていた場合、食器棚を開閉して、また1階に戻っていくという意味不明な行動をしている。 黒石はこのナニかの正体が気になって、深夜2時半に階段を登ってくる何かを見る為、リビングでスタンバっていたこ
黒石の自室は色々あって幽霊ってヤツ?が入ることが出来ない。──日本神話に精通している人は、その理由に察するかもしれないが。 だからいつも部屋の入り口から顔だけを出して、3人の黒い子供が首を覗かせているし。ベランダには体長4mはあろう黒い影が、こっちを見ながら往復しているがやはり入れない。 こうして文章に起こしてみると、改めてカオスな環境に住んでいるな、と思うワケであるが── 一番怖いのはこの環境下で、幽霊を信じていない自分自身ではないか?と思い始めている。 ──そのう
黒石の実家はリビングを囲む形で部屋が作られており、リビングに面した洗面所の鏡からは黒石の自室内を覗くことも出来る。 そして洗面所の鏡越しに「黒石」と「黒い子供」の初顔合わせがなされたのだ。 それは夜10時くらいの事だった。洗面所でボケーっとしながら、歯を磨いていると黒石の自室の入口、そこに立っている黒い子供の存在に気づいた。 見間違えかと思い視線を凝らしてみると、鏡越しに目が合った。黒石は反射的に自室の入口を目視したが、誰も何者も立っていなかった。勿論、鏡越しに黒い子供が
本記事はHieros Phoenixの著書「必修魔術論」にて不明箇所があった為、その不明箇所に対する黒石なりの解釈である。 また本記事内に記載したグラディー氏とクロウリー氏の対談は、「必修魔術論」からの引用である。 東方聖堂騎士団のメンバーであるグラディー・ルイス・マクマートリーの魔法名「ハイメナエウス・アルファ777」であるが、この魔法名の考案者はグラディー氏本人ではなくアレイスター・クロウリー氏によるものである。 この魔法名の由来であるが、それはグラディー氏とクロウリ
夢の中で夢を見ていた。 夢の中では会社都合で引っ越し、その家の中で目が覚める。父と母が食事を取っており、引越しはただの夢だったのかと思い、窓の外を見ると引越し先の風景であった。 左は濃い緑色の隣人宅の壁が建ち、右手には3往復する奇妙な歩道橋があった。 引越しは夢ではなかったのか!!と思い外に出るとやはり引越し先の風景であったが、ふと目が覚める。 やっと現実に帰ってきたのだ。 以上、2023年6月28日。 就寝から起床までの睡眠時の夢記録。
以前に見た夢と同じ場所に関する内容であった。 2階建ての横長な神社の本堂に、敷地内には墓が立っている。 本堂は入り口が沢山あるが、全て同じ和室に繋がっており死に装束姿を着た縁者の死体が並んでいる。その部屋右奥は照明のない廊下に繋がっている様だが、その先は踏み入っていない為に不明である。 入り口について補足すると、土踏まずのある玄関の天井は跳板になっており、壁に立てかけられた梯子で登ることが出来る。 しかしこちらも侵入したことがない為、何があるのかは不明である。 また
ソロであろうが、団体に属している人であろうが、魔術日記を書いていない人はいないだろう。 日時/場所/天気/作業内容/作業結果…… パッと思いつく限り、必ず書く内容と言えばこれくらいだろうか。 しかし黒石に言わせれば、これらに追加してその日あった「良いこと」「悪いこと」を書き加えることを推奨したい。 ここで言う「良いこと」「悪いこと」は尾を引くようなこと。 つまり良いことであれば、その事があった後に思わず鼻歌を歌ってしまう様な出来事。 悪いことであれば、それを引きずってし
これは黒石がブラック企業に勤めていた時、一人暮らし中のアパートで体験した話。 その時期は普段と比べ忙しいということもなく、自分を囲む様に座っている上司にビクつきながら働いていた。 それが日常化していたある日、ふと目が覚める事があった。就寝中にハッキリと意識が目覚める──という経験は誰にでもあると思う。 ただ黒石の場合はそれに加えて「金縛り」が発生していた。 ネットでよく聞く手足が動かないというヤツだ。黒石も例に漏れず手足が動かず、目だけは自由に動かせたので部屋の中を見回
【注意】 本記事には少々性的な描写が出てきますので、苦手な方は回れ右をお願い致します。 祈りの際に白壇を焚くようになったのは何時からだったか── 今日まで就寝前の祈りでは白壇の香を焚いている黒石ですが、ここで少し白壇を初めて焚いた時のお話を。 黒石は就寝前の祈りのとして、浄化→結印→言葉→結印を実践しています。最初の「浄化」の部分では身体と祭壇の浄化を実施しているのですが、このタイミングで白壇の香を焚いています。 個人的に好きなタイプの香りなのですが、浄化と言ったら水
一眼レフカメラを首から下げて、友人──誰かは覚えてない──と白っぽい緑色の照明に照らされたトンネルを進む。 ふと目の前が行き止まりであることに気づき、背後を 振り返る。視界に映ったのは閉まりゆくトンネルの入口。地面から石壁がせり上がって、入口を塞いでしまう。入口が閉まりきった瞬間、突如トンネル内の照明が赤っぽいオレンジに変わる。 焦ってもしょうがない。取り敢えず記録を残しつつ脱出を、と思い一眼レフを構える私。 トンネル内を背景に、友人を被写体にして写真を撮る。塞がってしま