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出逢いと感謝

2年間という限られた時間だったけど、心から応援したいと想える選手に私は出逢えました。

その選手に捧げるこれまでの想いや感謝を綴らせていただきます。

最初のきっかけは、
東京オリンピックのバスケを画面越しで見て、会場でバスケを観たいと思って足を運んだことです。

その時は、オリンピックで注目された選手を追って私はただ観ていました。
オリンピックの注目選手がいるチームに私と出身地が近い選手がいることに気づき、何故か親近感が湧きました。今度、試合に観に行くことがあったらその選手に注目してみようとその時は思っていました。

1か月後、私は注目してみようと思っていた選手の試合を観に行きました。
両日とも長くプレータイムを経てコートでプレーをしているその選手をみて、プレーやコート外の振る舞いに私は惹かれました。

この想いが届かなくてもいいから、これから応援していきたい気持ちを本人に伝えたいと思っていました。

試合に観に行くたびに、その選手の人柄や振る舞いに惹かれていき、行ける試合は会場に足を運ぼうと決めていました。

1年目、行ける試合はすべて行かせていただきました。
応援グッズを買ってもそれを表にだして応援する勇気がなく、このまま気づかれないのかなとか正直、思っていました。何百人、何千人と会場に観客がいる中で、いつも見つけてくださったこと本当に感謝しています。

2年目については、本当に私自身の掛けでした。
今後の自分の将来のためにこのシーズンは応援に行かないと決めたのです。
これからも応援していきたいからこそ、このシーズンは画面越しで応援していこうと決意していました。
そのことを伝えた時に、「お互いに頑張りましょう」っていう言葉に私は救われ、自分の選択した道に後悔しないようにこれから頑張っていこうと思えました。

それでも決意したとしても、行きたいという気持ちには変わりがなくて、なんだかんだ会場には足を運んでは、その選手の試合だけは観ないという行動をとっていました。今考えると、「あの時観ればよかった」と後悔したり、強がっていたと感じます。
そんなこともあり、2年目は全く試合を会場で観ることができず、引退が発表されました。

あの時の選択は正解か不正解かはっきりしませんが、ひとつだけ言えることがあります。

それは、応援したい選手のパワーは偉大だということです。

決意した1年間、私はとても辛くて何度も私自身、心が折れそうになりました。

しかし、これまでその選手から貰ったひとつひとつの言葉で
「ここで終われない。絶対、叶えてまた会いに行く」と奮い立たせてくれました。

”引退”という発表を聞いた時は、まだ実感が湧かないし何故か冷静に受け止めていました。
実感が湧き始めたのは、連絡が来てからです。

「本当に引退するんだ」っていう切ない気持ちと最後に連絡をくださって「ありがとう」という感謝の気持ちがこみ上げてきました。

その選手の人生の中のひと期間だとしても応援できたことが、
私のかけがえのない思い出で最高の時間です。


その人が幸せになれば自分も幸せになる。

そんな存在に出逢うことができて本当に私は幸せです。


本当に応援させてくれて、ありがとうございました。
これから歩んでいく第二の人生も応援しています。












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