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あなたが読みたいなら、マイナス感情を書くのもありなんじゃないか

ライティングリーダー(直訳:執筆読者)のヤスです。
主に大阪で「魅せる・読ませる・惹きつける『モテるライティング講座』」を主催したり、「最高の人生をことばと文で創造するオンラインサロン『放課後ライティング倶楽部』」を運営しています。昼間は受験予備校で勤務。

オンラインサロンでは毎日文章に関するコラムを投稿しています。過去に投稿した記事をリライトしてnoteにアップすることにしました。

ライティング講座をするにあたって

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過去に出版した経験(共著だけど)からベストセラー作家に文章術を教えてもらったり、プロ編集者からアドバイスをもらいました。

私だけ知っているのはこの時代にもったいないとライティング講座を始めたわけです。「モテるライティング講座」は恋愛系文章を書く講座ではありません。読者にモテる=読んでもらうための書き方をお伝えしています。

それだけでは心もとないので、私自身も数々の文章本を読み漁り、書き方を勉強しました。

結論。文章の書き方の本は、一冊でいいですね!

売れている(もしくは評価が高い)本はどれも似たようなことを書いています。アプローチや言い回しが違うだけ。私みたいに何冊も読むのは非効率です。私が努めている予備校で勉強の話をするときに受験生に何度も言うことは・・・

「参考書コレクターになるな!一冊をやりこめ!ネットには本のレビューがあるんだから、めちゃくちゃ悪い本は出版されていないよ。心配するな!」

ね。本当にそう思いますよ。みなさんがもし文章術の本を買うのなら決め打ちしてじっくり読み込んでくださいね。

たくさんの素晴らしい文章本に私はちょっとだけ不満があるのです。

「おぉー。なるほどな。」「そっかー。こう書けばいいんだ。」ととても役に立つのですが、おもしろくないんです。読んでいてそんなにウキウキはしない。参考書におもしろさを求めるワケじゃないんだけど。

これはどうにかならないもんか。

自分を出してみる

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なんていうんだろう。文章スキルを磨くのは読者のために伝わりやすいように書く。自分の表現を上手に伝える。誤解を生まないように書く技術がメインなんですね。とても大事です。

私はもう一つ、「文章を書くことで自分を解放する」ってのが重要だと思います。過去の現在の自分ですね。自分のエピソードを解放してあげるんです。

モテるライティング講座では、「人への恨みつらみは書いちゃダメ!」とお伝えしています。でもね。ストレートな恨みつらみじゃなければ美しく書けるんじゃないのかなって。やっぱり負の表現も表現のひとつですから。

歌手・吉田拓郎さんのデビュー曲「イメージの詩」はとても長い曲です。歌詞がね、拓郎さんが当時付き合っていた女性にフラれて「くそぉぉぉ!」と思ってぐわぁーっと書いたんですって。


これこそは信じれるものが
この世にあるだろうか
信じるものがあったとしても
信じないそぶり
悲しい涙を流している人は
きれいなものでしょうね
涙をこらえてわらっている人は
きれいなものでしょうね

続きの詞は検索してみてください。読んでイヤな気持ちにならないんですよ。フラれて書いているのにもかかわらず。悲恋歌の名手・中島みゆきさんも人の心を打ちますよね。拓郎もみゆきも好き嫌いが分かれますけれど。

マイナス感情は時に人の心を大きく揺さぶります。

古典短歌も同じといえます。男女のドロドロの恋愛模様をきれいな日本語で表しますから。

「マイナス感情はよくない。」と言われます。しかし負は結構なパワーを持っていますから創作には案外向くチカラです。

人を傷つけてはいけない・自分を傷つけてはいけない前提で「自分を解放する文章」って切り口なんてどうでしょうか。自分の悲しい・悔しい・挫折したエピソードを発信するんです。

ちなみに感情をぶつけて書いた文章は私もいくつかあります。夜に書いて朝見たら「ぐは、なんだこれ?!」と悲しくなり表に出せません。寝かせれば表現を変えて良い文章に生まれ変わる場合があるので消しませんけどね。

自分で読んでみて、読みたくないならだれにも読まれません。いくらマイナス感情を解放してあげよう!って言ったって、自分でさえ読まないようなもんはあきまへんで。

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著者:ヤスの自己紹介・活動について

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「なんであんたが本を出したりライティング講座やオンラインサロンできんねん!」という疑問はこちらの記事に書いています。

「モテるライティング講座」ってなにやるの?恋愛でモテるための文章?(ちがうよ)

「オンラインサロンはどんな活動をしているの?ライティング系のサロンって高いんじゃないの?」


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