オンラインで作業合宿をしたい人に贈る、主催の実録メモ
原稿合宿がしたい……!
小説同人誌書きの私には、原稿合宿がしたいという夢があります。お泊まりしづらいご時世が続いて、夢は夢のまま。2年前には有り余る無念さでiPadを買い、ひとりでの原稿作業に精を出しておりました。
オンラインで作業合宿をするぞ
それはともかく、やっぱり原稿合宿がしたい! 移動の制限は緩和されましたが、今度は私が関東から離れてしまいました。原稿合宿に行けないなら、オンラインで合宿できないかしら……? そう思って調べると、いらっしゃいました、先人の方々が……!
いずれも、時間割を事前に決めて、作業と休憩を分けているようです。先人のお知恵を借りて、私もオンライン作業合宿をやってみました。
用意するもの(★は必須)
ビラ
★参加者
★時間割
Discordの通話チャンネル
ビラ
ビラは趣味で作りました。
★参加者
今回は、日によって2〜3名(主催含む)でやりました。
参加者は、少ないと寂しいし、多すぎると休憩時間がカオスになりそうです。個人的には2〜4人程度がやりやすいのかなあと思いました。
★時間割
時間割はこちらを使用しました。
50分作業+10分休憩のセットで回しました。ただし、中休みは20分休憩です。
作業中はミュート。作業音を共有するのも考えましたが(合宿がしたいわけですから)、私はきりなく喋ってしまいそうなのでバッサリ諦めました。
開始が遅めです。私はゆっくり始業する派閥なので、あまり早く設定すると主催遅刻リスクがあり、無理のない時間にしました。
「時間割について、開始前に自分で思っていたこと」→その結果
私の懸念とその感想です。
「50分作業+10分休憩ってどうよ」→いい感じに集中が保ちました。このペースでよかったです。
「開始から昼が近すぎる」→それは、早く朝食を食べておきな。私は朝ごはんを軽めにして、昼をしっかり食べました。もしくは開始をちょっと早めて、午前3コマにしてもいいかも。
「昼から中休みが近すぎる」→中休み(20分休み)はもう一コマ後でもよかったかもしれませんね。午後を③までにして、夕を②までに。
ただ、長めの休憩は、あってよかったです。私は筋トレとか、洗濯物の処理とかをしてました。
「夕3コマは、集中が切れてつらそう」→案外集中して乗り切れました。夕方は時間の進みが早く感じました……。午後③、夕③でお昼の後を6コマ構成にしてもよかったかも(あるいは開始を早めて午前③、午後②、夕③)。
Discordの通話チャンネル
私はよくDiscordを使うので、惰性で。お好みで、もくりでも、Twitterのスペース(+DM)でも。
Discordの通話チャンネルは、これのために新しく立てました。非公開チャンネルへの招待がいつもうまく行きません。沈。
通話チャンネルにチャットがありましたので、テキストチャンネルは立てませんでした。朝、各自がチャットにその日の目標を箇条書きにして、終わったら印をしていきました。
進捗
参考まで、私が2日間で立てた目標と、その進捗です。
なお、原稿はするつもりがありませんでした。なぜなら、書きかけで止まっていた話のプロットがぐずんぐずんで、書ける状態ではなかったからです。
【初日】
✅4月分の刺繍キットを終わらせる
とうらぶ8周年記念ボイスの回収
✅家のレースのカーテンを全部洗う
✅note記事を書く
8周年ボイス回収は、作業コマではなく食事中に行いました(黙々とやるには退屈だし、作業と両立するには重いので、食べてる時くらいがちょうどいい)。残り40振りのところまで行きましたが、そこでボイス期間が終わってしまいました。ごめん、次だった巴はじめ、祝いを聞いて挙げられなかった皆……。
note記事はこちら。ねぎらいの会の後にアップしました。
【2日目】
✅書きかけの原稿を最後まで読み返す
✅原稿のプロットを直す
✅ゆあれぬいの全体像を考える
✅ゆあれぬいの型紙を作る
刺繍キット5月号の1枚目(できたら)
初日、他の参加者が原稿を書いたり本を作ったりしているのを見て、私も書きたい〜という気持ちになったため、2日目は原稿に触りました。半年前に途中まで書いた原稿を最後まで読み返して、プロットの甘いところを限界まで考えました。まだ細部を考えないといけませんが、進捗が生まれたのは喜ばしいことでした!
自作ぬいは、時間内には布に型紙を写すところまで終わりました。
刺繍キットは、する時間がありませんでした。が、もともと「時間が余れば」という想定でしたので、全体の進捗としては満足です。
作業合宿オンラインの感想
1日集中して進捗を生める
定期的に休憩が挟まれることで、1日じゅう集中力を保てます。他の参加者と、進捗を報告しあい、褒め合うことで、モチベーションも維持されます。結果、それなりの進捗を生み出すことができました。
自分の「時間あたり作業量」の意識が生まれる
作業を続けるうちに、1コマ50分でどれくらい進められそうか、事前に見通しを付けられるようになってきました。これは合宿の後にも使えそうなスキル。
人としゃべれて嬉しい
オタク集合トークが単純に嬉しい。
お出かけのないゴールデンウィークに、人と通話しながら作業ができ、一石二鳥でした! またやりたいです、できれば「あとは書くばかり」状態の自分の原稿を携えて……。そしてできれば対面で(飽くなき原稿合宿への憧れ)。
ごきげんオタクライフに使わせていただきます🌱