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動き出したわじまティーンラボと最近思うこと

輪島に転居して5年目に突入した2022年4月
三男出産、仕事再開、地域の中で働ける手応え、輪島での子育て、地縁の力、お祭り、コロナ、仕事の変化・・・
自分が何に心を動かされ、心身を注ぎたいと突き動かされるのか
この5年間は、その核の部分に正直に過ごせている感覚があります。

学校医をしている中学に毎月訪問する月一保健室カフェも初めて2年半がたちました。先生とのミーティングメインだった当初から少しずつ変化し、現在は1時間の間に数組が既に予約してくれており、それぞれに個別に時間をくぎってお話しするスタイル。
これまで、部活・仕事・地域の中でチーム形成を経験して、医療を学び仕事としている立場の今になって思うのは、”中学生”は総合的に見て本当に激動の時期だということ。
その激流をみんなナントカカントカ必死で頑張っているというのが率直な思いです。

否応無く迫る体の変化と心の変化(性差、個人差)、それに伴う人間関係の変化、突然突きつけられるチーム運営・役割(部活動)、相談相手の乏しさ(家族との距離が離れていく時期)

ジェンダーの理解、コミュニケーションや交渉のスキル、チーム運営などを習得する機会がなく成長してきたのに、突然中学生になったらそれらを全て本人に丸投げされるような。
そんな中よくやってるなと中学生と話していて思うのです。

どうかその激流をなんとかみんな泳ぎ切ってほしい

激流で傷を負ってもそれを癒せる回復力を小さい時から少しずつ貯めていくにはどうしたら良いだろう?
傷を癒せる包容力のある地域にするにはどうしたら良いだろう?

そんなことを考えている日々です。

そして半年前から動き出したプロジェクトは
いろいろな方の応援により
この4月から実際に河井町3階建ての建物(旧ろうきん)2、3階で
実際に動き出しています。

この2週間、
掃除をして、机・椅子を運んで、漫画や本を運び込んで、整理して、シールを貼って、事務室を作って、ホワイトボードを置いて、窓を掃除して
トイレを和式から洋式に工事してもらって、水道通してもらって、

電気がまだの中、細々と始めた準備ですが、
力強い仲間の謎のラーメン屋さん、水道工事のおじちゃん、お手伝いに来てくれるお母さん方、漫画や本を持ってきてくれる住民の方々などいろいろな方にお世話になり、過ごせる場所に進化中です。

準備で滞在している日中の開放も始めました。
中学生の子、小学生高学年の子がちょっとずつ利用してくれています。
電気が通ったら、夕方以降の利用もできるようにしていく予定です。

この記事を書いているのも3階事務所。
作戦会議室ができた!そのことが何より嬉しいです。
子どもも大人もみんなが、
”明日へのちょっとした期待”や”未来への希望”を育める
そんなミチクサになれたらいいな〜と思っています。



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