たぐち じょえる
かなり昔に全盛期を終えたベース弾きの戯言
かつて一世を風靡したスーパー・ギター・トリオによる『スペイン』だ。ただただ圧倒される演奏である。
70年代で、好きな曲は数多くあるが、この曲ほどカッコ良い曲はない。
野村のヨッちゃんは、多彩だねぇ。
ジャズ界の杉良太郎などと揶揄されているが、この人の本当の姿はギタリストだ。難しいコード進行の中で、ブルースを表現するプレイに脱帽。
原田芳雄も松田優作も素晴らしい唄を残ししているが、それを受け継ぐ人の唄を。
1984年発表のデイヴィッド・サンボーンのアルバムにされた、マーカス・ミラーの名曲&名演だ。完全なコピーでもなく、彼女のオリジナルのフレーズも散りばめられた良い演奏である。旧い曲を若いミュージシャンが演奏するのは、本当に素晴らしい。
前回のナイト・パッセイジに続いて同じアルバムからの曲だ。ボクがウェザーのアルバム初体験がこのアルバムなのだから仕方がない。 この曲のジャコのソロは、衝撃という言葉では表せない凄さがある。ベース的な発想ではなくピアノ的なそれなのだ。その分運指は滅茶苦茶に難しく、常人的な方法では着いていくことができない。 その後聴いて衝撃を受けた『パンク・ジャズ』や『ハヴォナ』以上にインパクトの強かった曲だ。
もう、何も言うまい。ただ、食うのみ。
ボクはある意味、最も難しい4ビートを最初に聴いてしまったのかもしれない。ジャコが絶好調の頃の演奏だ。
メキシコ料理のオマージュを。 グァカモレとサルサソース、鶏腿肉と赤身のステーキを焼く。付け合わせは、ベビーリーフが良い。 チーズを乗せて、炙ったトルティーヤ(勿論コーントルティーヤだ) グァカモレを さらにサルサソースを ベビーリーフを乗せて 肉をセットして、巻き込んで食べる。 最高な我流メキシカンの出来上がりだ。
こういう酒を美味いと思えるウチは、ボクも棄てたモノではないと……。
若いミュージシャンが、こういったホワイト・ソウルの源流をリヴァイヴァルしてくれるのは嬉しいこと。
こういう歌を聴いて感動しているボクは、旧い人間なのだろうか?
こういうコーラスはいいよね。