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2022年9月1日の米国株相場

今日発表された経済指標では引き続き足元は堅調な米国経済の様子が伺えたこともあり、雇用統計の発表前に米国株価指数は上昇して今日の取引を終えました。

今日のマーケットは以下のとおりです。

株式

  • S&P500は0.3%上昇した

  • ナスダック100はほとんど変化なし

  • ダウ平均株価は0.5%上昇

  • Russell2000は1.8%下落

S&P500は前回の下値3700付近まで残り-300下落する余地があることを考えると、現在は前回の高値から-300程度の位置にあるため、ちょうど中間地点とも考えられます。

雇用統計次第で下に行くのか、現在の下落傾向に対して抵抗するのか、明日の動き方には注目です。

通貨

  • ブルームバーグ・ドル・スポット・インデックスは0.6%上昇しました。

  • ユーロは1%下落の0.9954ドル

  • 英ポンドは0.6%下落の1.1550ドル

  • 日本円は0.8%下落し、1ドル=140.11円となった

債券

  • 10年物国債利回りは6ベーシスポイント上昇し、3.26%になりました。

  • ドイツの10年債利回りは2ベーシスポイント上昇し1.56%へ

  • 英国の10年債利回りは8ベーシスポイント上昇し2.88%へ

コモディティ

  • ウェスト・テキサス・インターミディエイト原油は3.6%下落し、1バレル86.32ドル

  • 金先物は1.1%下落の1オンス=1707.10ドル

今日の重要指数

8月 チャレンジャー人員削減数[前年比] 前回: 36.3% 結果: 30.3%
第2四半期 非農業部門労働生産性指数[前期比] 前回: -4.6% 予想: -4.6% 結果: -4.1%
第2四半期 単位労働費用 前回: 10.8% 予想: 10.8% 結果: 10.2%
前週分(8/21-8/27) 新規失業保険申請件数 前回: 24.3万件 予想: 24.8万件 結果: 23.2万件
前週分(8/14-8/20) 失業保険継続受給者数 前回: 141.5万件 予想: 144.9万件 結果: 143.8万件
8月 製造業PMI 前回: 51.3 予想: 51.3 結果: 51.5
7月 建設支出[前月比] 前回: -1.1% 予想: 0.0% 結果: -0.4%
8月 ISM製造業景気指数 前回: 52.8 予想: 52.2 結果: 52.8

新規失業保険申請件数、製造業PMI、ISM製造業景気指数は予想を上回る結果となり、足元の景気の強さを感じさせる数字となりました。一方で欧州の製造業PMIは景気後退の懸念が強まる結果となりました。

欧州 製造業PMI結果

🇩🇪製造業PMI 前回49.8、予想49.8、結果49.1
🇮🇹製造業PMI 前回48.5、予想48.0、結果48.0
🇪🇺製造業PMI 前回49.7、予想49.7、結果49.6
🇬🇧製造業PMI 前回46.0、予想46.0、結果47.3

明日の重要指数

8月 非農業部門雇用者数(NFP)[前月比] 前回: 52.8万人 予想: 30.1万人
8月 失業率 前回: 3.5% 予想: 3.5%
8月 平均時給[前月比] 前回: 0.5% 予想: 0.4%
8月 平均時給[前年比] 前回: 5.2% 予想: ー
7月製造業新規受注[前月比] 前回: 2.0% 予想: 0.3%
7月 耐久財受注[前月比] 前回: 0.0% 予想: ー
7月 耐久財受注(輸送除くコア)[前月比] 前回: 0.3% 予想: ー

仮に失業率が予想を大きく上回る結果となっても、FRBは今の方針を変えないと断言しているため、インフレ指数よりも注目度は低いです。

しかし、目先11月8日に予定されている中間選挙まで、失業率をはじめとする雇用の悪化は何としても避けたい考えでしょうから、足元の経済状況を判断する上で重要な指標には変わりありません。

昨日の相場

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